テレビの消えた日（プチケロQ） レビュー
ケロQから 分かれて姉妹ブランドとして プチケロQから出た作品
内容としては 同人サークルで スタッフが出していた
ダイアグノーシス系統の 凌辱ゲーム
ただ 一応 商業系なので 攻略キャラにサブキャラを追加したり
している。
[ストーリー]
12年前、太陽系に新たな彗星が加わった。
その彗星は今まであったどの彗星よりも巨大であり、
地球最接近時にはその彗星の持つ磁場により地球へ
大規模な電波不通をもたらした。 電波が失われたことにより、
テレビを付けても電波を通じての放送が受信できず、
画面が砂嵐状態のままであったことからこの彗星は
通称『テレビの消えた日』と呼ばれる。
地球から電波が失われた日、主人公・美作慎吾は父の上司である
穂坂健一が意図的に引き起こした電波障害を利用した
飛行機事故によって、家族を失ってしまう。その事実を知った慎吾は、
いつか穂坂健一に復讐することを誓った。
12年後、慎吾は自分の通う高校に入学してきたひとりの
新入学生と出会う。彼女は、慎吾の家族を殺した
穂坂健一の愛娘・穂坂七海であった。慎吾は、
彼女を貶めることで穂坂健一への復讐を決意する。
愛する人間を失った苦しみを、あの男にも味わってもらうために…
[wikiより抜粋]
この電波が使えなくなるっていう設定は面白い。
そのおかげで携帯電話の普及率が悪かったり
これを機に無線から有線にしようとう過激派運動で
電波＝体に悪く死をもたらすとか 教えが親から子に広まっていたりと
なるほどと思わせるものがある。
さて 本筋ルートだが
主人公の慎吾が七海を凌辱していくわけだが、
パラメーターを上げていって
できる凌辱をふやしていくタイプである。
ただ 凌辱パラメーターでENDが決まると言うよりも
その日にする行動で 凌辱を休んだ時にでる選択肢とかで
ほぼルートが確定しちゃうという、少し ずれたゲームになってしまっている
多分 凌辱を進めただけだと、ルート分岐できないかと。
凌辱内容に関しては 同人で出していた ダイアグノーシスとかと
ほとんど 変わらず CGアングルを変えたとか そういうレベルで
新しいのを期待すると ちょっと裏切られるかも。
そして メインヒロインの七海は
呼び出された時とか 堕ちていく過程とかでも
主人公に ふつうに話したりと
凌辱されている 苦悩がないですし
和姦はあっても奴隷ENDがないのは 残念。
サブキャラルートに関しても あまりいらなかったんじゃなかなと思う。
下記で ネタばれ 書きますが 文字は反転
しておきますので 観たい方だけどうぞ
これを知ったら 凌辱ゲームとして見れなくなる可能性ありますので
さて ネタばれですが、これの答えを知ってからやると
また ある意味 別の感覚でゲームができますね。
ただの凌辱ゲームではなくなりますし。
上記に書いた七海が凌辱されているのに主人公と
普通に話したりするというのは、凌辱ゲームとして
堕ちていく過程を描くならぶっちゃけ失敗だと思います。
ただ その理由が七海ENDで明かされます。
まずいきなり 主人公の復讐の動機の根幹が崩されます。
主人公が 憎んでいた「穂坂健一」という人物が
小説の中の架空の人物であること。
そして その娘である七海も存在しないということ。
つまり七海と名乗る少女は 七海ではないということ
なら 真実はというと・・・・・・
なにもない 簡単なことである。
普通の日常でのただの事故が主人公の家族を奪っていたのである。
子供故に幼かった無知が引き起こした事故。
一酸化炭素中毒・・主人公が 母親が少し目を離す 隙に
料理でアク抜きをしていた時に その一部をコンロに落としてしまい
火が消えてしまい、主人公はその意味を知らず
怒られると思い 部屋に戻ってしまう。そして
少し立って降りてきたとき 両親が倒れて死んでいた。
そして主人公も 倒れてしまう。
その時 父親がテレビで見ていたのが その穂坂健一が登場する
ドラマ化された小説であった。
主人公は 意識が混濁して そのちょうどかかっていたテレビの
事と現実の区別がつかないまま意識を失ってしまい
今に至るのだ。
それを七海は知っていて 主人公が苦しんでいると知って
わざと 存在しない人物「七海」を名乗り
主人公の凌辱を望んで受けてきたのである。
なら なぜ他人のためにというが
それも 違う。
彼女の口から語られる真実。
主人公が持っていた携帯電話は父親のモノ。
そして七海がもっていた携帯電話は主人公の母親のモノ。
七海は主人公の携帯にある パスワードがかかった
フォルダを見るようにという。
そのフォルダを見ると、そこには子供時代の主人公と両親
そして子供の七海が写っていた。
困惑する主人公 そして 七海から明かされる真実。
その写真のパスワードは
「SHSM」 家族4人のイニシャルで
その最後の文字「M」は自分であるという彼女。
その意味に気がつく主人公。
両親と一緒に死んでいたと思いこんでいた 妹「芽生（めばえ）」の存在
そう彼女は死んだと思いこんでいた妹「芽生」だったのだ。
彼女は、あの時 祖母と買い物に出ていて
難を逃れていたのだ。
しかし 主人公は混濁する意識のなか テレビに映っていた
ドラマと重ねてしまい、彼女も死んだと思いこんでいたのだ。
それが真実だった。
まぁネタばれしてしまえば なんの事はない 事故に悪い偶然が
重なった物語だが、
芽生は最後主人公に告白して 二人は結ばれるわけだが
色々 不可解な謎が残ってしまっている
芽生は主人公がいたから この学校に来たと言うが
その時も 友人達に偽名で通してきたのか
本名で通してきたのか、かなり曖昧である。
二人は結ばれるが 主人公・・・
あんた罪悪感ないのか？といいたい。
まあ百歩譲って 凌辱ならいいが、
和姦で 他の生徒に
やらせたのはどうかと素直に思う。
その苦悩がないのが、少し安易だったかな。
あと 正体がわかり その場で結ばれ終わりだが、
せめて 結ばれた後の二人が体を重ねるのを
一つ描いてもよかったのではないかと思う。
とりあえず ネタばれを知って また最初からやると
これまた別の背徳感というのが味わえますね。
実の妹を犯しているというのは。
声も かなり合っていて 調教されてる時の声は
いいと思います。
