AIR(Key) ～エピローグ～
AIR～エピローグ～
あの夏の終わりから、しばらくの時がたった。
晴子は、前の仕事をやめ、近くの保育所に通い始めた。
そこで、子供と接して生きていく道を選んでいた。
[家族に囲まれて生きて生きたい]
自分の体験した家族というものを教えていきたいと。
そして 観鈴の父親も
[長い休み]を終えようとしていた。
人それぞれ 各々の道を歩き始めていた。
そらは探していた。あの日消えてしまった少女を・・・
彼女といた場所を探し回るが見つからなかった。
そんなある日 彼は晴子と出会う。
晴子は言う。
あんたは今もこんなとこいるのか・・・
あの子はもうここにはいない
あんたには翼がある・・だからいかなければいけない・・
踏み出さなければいけない・・・
いろんなことが変わってしまったけど・・
それでも ふみだせば どんどん 道は続いている
夏は終わったけど、そらは果てしなく続いている
自分達 人には翼はないけど・・あんたには翼がある・・
だからあんたは飛ぶんだ・・そして 翼のない自分達の代わりに
人の夢とか願い・・全部 このそらに返してや・・・・・
そうすれば うちらはずっと穏やかな気持ちで生きていける・・
そんな気がする・・・・
晴子はそう告げると去っていった・・・・
そらは 自分の悲しみの正体を知る・・・
それは観鈴はもう地上にはいない。
あの空の向こうに還ってしまったのだと・・そして一人きりでいる・・・
だから、彼女を探す旅に出る・・いつの日か・・
彼女を連れてかえり 新しい始まりを迎えるために・・・
そらは飛ぶ 翼を広げ、地を離れ、蒼い空に飛び立つ。
どこまでも高みをめざして・・・・・
夏の始まりのある日の夕暮れ。
海辺に「ぼく」は立っていた。
「どうしたの」と隣から声が聞こえる。
その声は幼馴染の少女のものだった・・
彼女は砂で城を作っていた。
上手く出来たようで満足していたようだった。
もうすぐ日が暮れる。
だから「ぼく」は彼女に言う。
彼女がずっと確かめたかったこと
「この海岸線の先になにがあるのか」
彼女は言ったかわからないと言った。
けど「ぼく」にはそう思っていると思った
「たしかめてみたい」彼女はそういった。
振り返ると、堤防の上に人がいた。
男の人と女の人だった。
男は眠っていて、女の人はその隣で起きるのを
待っているようだった。
女の人がこちらに気がつき手を振った。
僕も手を振り替えした
彼らには過酷な日々を
そして、僕らには始まりを。
手を下ろし先に待っていた彼女に声をかける
「じゃ、いこうか」
「うん」
最後に僕は一度振り返り、つぶやいた
さようなら
しかしその言葉は潮風にさらわれて消えていった・・・・。
少年と少女は歩き始めた。
この先に待つもの・・無限の終わりを目指して・・・
AIR～終幕～
AIR(Key) 8月14日（月）
8月14日(月）
晴子が目を覚ますと、観鈴は隣で寝ていた。
観鈴が起きると、晴子は、心配して
自分の事を覚えているか確認する。
それに対して観鈴は
｢おかあさん、おはよー｣
と、答えた。
晴子は安堵する中、自分がいやな夢を見ていたと
語る。それは、観鈴が 一人でがんばってる夢だと・・・。
観鈴も自分の見た夢の話をする。
今日見た 夢は羽のある恐竜が気持ちよさそうに空を飛んでいた。
その上を私が飛んでいた。
真っ白な翼で空を飛んでいた・・・
晴子はそれは いい夢というが観鈴は否定する。
それは 悲しい夢、世界で一番悲しい夢・・・と
それでも私は大丈夫 私の夢は今日で終わりだからと
晴子を安心させる。
晴子は喜ぶ。観鈴もそれに対して、あいづちを打つ。
外は晴れていた。
観鈴は外に出たいという。太陽の下に。
晴子はお弁当の用意をして、二人は日の光の下に出発する。
夏のにおいがした。 潮のにおい、陽のにおい・・・
そして おかさんのにおい・・・この夏はおかあさんのにおいが
たくさんした・・・でもいいにおいだったと、観鈴はうれしそうに言う。
いつものジュースが売ってる前にくる。
二人はジュースを飲む。
観鈴は｢どろり｣を 晴子は｢げるるん」を
観鈴は問題なく飲むが、晴子は苦戦。
観鈴の応援に対して、晴子はがんばって飲む（笑)
そんなほほえましいやりとりの時間が流れていた。
そして 二人は風の流れるほうを見上げ、
夏休みということを感じる。
風を受け続ける 中 観鈴の瞳が閉じていた。
母親の言葉を子守唄の変りにするように。
そして目を開け 晴子に言う
｢ちょっと先に行っててほしい｣と そらも連れて。
十メートルくらい 離れたとこで、観鈴は車椅子を降り、
自分の足でそこまで行くという。
それをみていてほしいと。
転んだりしたら手助けするという晴子に
｢おかあさんは、そこに立ってるの。ゴールだから｣
観鈴は 一歩ずつ 歩を進めた。
晴子もそれを励ました
後 3歩ほどのとこまで来たとこで、観鈴が奇妙な事を言い出した。
｢・・・もうゴール、していいよね｣
それを晴子はただの歩く練習の終わりと思っていたが
後に続く観鈴の言葉は違っていた。
｢わたしのゴール｣
｢ずっと目指してきたゴール｣
晴子は困惑する。わけがわからなかった。
ふと観鈴から 笑顔が消えた。
晴子は察した。観鈴の体の不調は
終わっていなかったと。
そして 観鈴は寝てしまっていた・・・。
認めたくなく 叫ぶ晴子に
ごめんねとあやまり、
｢でもわたしは全部やり終えることできたから・・・｣
｢ゴール・・・するね｣
ゴールしてはいけないという晴子。
まだ始まったばかりだと。
これから、十年前に始まっていた事を
取り戻していくんだと。
まだ 始まったばかりだと・・・・。
観鈴は
｢全部した・・この夏に一生分の楽しさが詰まっていた・・すごく楽しかった｣
｢往人さんと出会った、あの日から始まった、夏休み・・
辛かったり、苦しかったけど・・でもがんばってよかった・・」
｢ゴールは・・・幸せと一緒だったから｣
｢私のゴールは幸せと一緒だったから｣
｢ひとりきりじゃなかったから・・・だからね｣
｢もうゴールするね｣
観鈴は最後の3歩を進めた
長い長い旅路の末 たどり着いた場所。
一番幸せな場所。
彼女はようやくたどり着いたのだ。
それは 母の元だった。
その一番 幸せな場所・・・・
母親の中で、彼女は静かに瞳を閉じた・・・
胸に、この夏 いっぱいの思い出を抱えて。
長く短い夏休みが、この日終わりを告げた。
晴子が目を覚ますと、観鈴は隣で寝ていた。
観鈴が起きると、晴子は、心配して
自分の事を覚えているか確認する。
それに対して観鈴は
｢おかあさん、おはよー｣
と、答えた。
晴子は安堵する中、自分がいやな夢を見ていたと
語る。それは、観鈴が 一人でがんばってる夢だと・・・。
観鈴も自分の見た夢の話をする。
今日見た 夢は羽のある恐竜が気持ちよさそうに空を飛んでいた。
その上を私が飛んでいた。
真っ白な翼で空を飛んでいた・・・
晴子はそれは いい夢というが観鈴は否定する。
それは 悲しい夢、世界で一番悲しい夢・・・と
それでも私は大丈夫 私の夢は今日で終わりだからと
晴子を安心させる。
晴子は喜ぶ。観鈴もそれに対して、あいづちを打つ。
外は晴れていた。
観鈴は外に出たいという。太陽の下に。
晴子はお弁当の用意をして、二人は日の光の下に出発する。
夏のにおいがした。 潮のにおい、陽のにおい・・・
そして おかさんのにおい・・・この夏はおかあさんのにおいが
たくさんした・・・でもいいにおいだったと、観鈴はうれしそうに言う。
いつものジュースが売ってる前にくる。
二人はジュースを飲む。
観鈴は｢どろり｣を 晴子は｢げるるん」を
観鈴は問題なく飲むが、晴子は苦戦。
観鈴の応援に対して、晴子はがんばって飲む（笑)
そんなほほえましいやりとりの時間が流れていた。
そして 二人は風の流れるほうを見上げ、
夏休みということを感じる。
風を受け続ける 中 観鈴の瞳が閉じていた。
母親の言葉を子守唄の変りにするように。
そして目を開け 晴子に言う
｢ちょっと先に行っててほしい｣と そらも連れて。
十メートルくらい 離れたとこで、観鈴は車椅子を降り、
自分の足でそこまで行くという。
それをみていてほしいと。
転んだりしたら手助けするという晴子に
｢おかあさんは、そこに立ってるの。ゴールだから｣
観鈴は 一歩ずつ 歩を進めた。
晴子もそれを励ました
後 3歩ほどのとこまで来たとこで、観鈴が奇妙な事を言い出した。
｢・・・もうゴール、していいよね｣
それを晴子はただの歩く練習の終わりと思っていたが
後に続く観鈴の言葉は違っていた。
｢わたしのゴール｣
｢ずっと目指してきたゴール｣
晴子は困惑する。わけがわからなかった。
ふと観鈴から 笑顔が消えた。
晴子は察した。観鈴の体の不調は
終わっていなかったと。
そして 観鈴は寝てしまっていた・・・。
認めたくなく 叫ぶ晴子に
ごめんねとあやまり、
｢でもわたしは全部やり終えることできたから・・・｣
｢ゴール・・・するね｣
ゴールしてはいけないという晴子。
まだ始まったばかりだと。
これから、十年前に始まっていた事を
取り戻していくんだと。
まだ 始まったばかりだと・・・・。
観鈴は
｢全部した・・この夏に一生分の楽しさが詰まっていた・・すごく楽しかった｣
｢往人さんと出会った、あの日から始まった、夏休み・・
辛かったり、苦しかったけど・・でもがんばってよかった・・」
｢ゴールは・・・幸せと一緒だったから｣
｢私のゴールは幸せと一緒だったから｣
｢ひとりきりじゃなかったから・・・だからね｣
｢もうゴールするね｣
観鈴は最後の3歩を進めた
長い長い旅路の末 たどり着いた場所。
一番幸せな場所。
彼女はようやくたどり着いたのだ。
それは 母の元だった。
その一番 幸せな場所・・・・
母親の中で、彼女は静かに瞳を閉じた・・・
胸に、この夏 いっぱいの思い出を抱えて。
長く短い夏休みが、この日終わりを告げた。
AIR(Key) 8月13日(日)
8月13日(日)
朝 晴子は観鈴より早く目が覚めた。
夏祭り当日の朝・・・・・・朝なのに・・・
晴子は違和感を感じる。
そして外に出てみると外は大雨が降っていた。
呆然とする晴子・・・・
なんとか冷静さをとりもどし、まずは天気予報を電話で聞いてみることに・・・。
返ってきた答えは絶望だった。
午後から暴風圏突入
祭りは中止だろう。延期もない。どうしようもなかった。
いろいろな情報を集めるがよい答えは返ってこなかった。
晴子は観鈴の元にもどり、なんとかごまかすしかなかった。
そして祭りの時間・・晴子は奇跡を願い、観鈴と共に、
祭りが行われるであろう神社に向かう・・・・・
奇跡は起きなかった。空は黒く覆われ雨は降り注いでいた。
どうしようもなく絶望が二人を包み込む。
その中 一つのものが目に止まる。
｢それ｣は、あの日捨てたはずだったもの。
しかし、あの時彼女と共に、そらがいた。
そらが がんばって｢それ｣を観鈴の元に届けるためにがんばった。
がんばったから、その様子を偶然にも志野親子に発見されて、
｢それ｣は雨の当たらない場所に置かれた。
偶然かもしれない・・しかし｢それ｣はたしかに、
その場にあり、まるでこの時のために
待ち続けていたかのようだった。
寝そうになっている観鈴を励まし、
思い出を作るために、
二人の思い出を作るための
ふたりは｢それ｣・・・・｢恐竜のぬいぐるみ｣・・・
｢観鈴の誕生日プレゼントだったもの｣に向かい歩き始める。
後 少し手を伸ばせばたどり着くとこまで来た。
しかし、観鈴には手を伸ばすだけの力がなかった。
晴子は一緒に捕ろうとはげます
｢お母さんと、がんばろ｣
｢あんたの友達も肩にいる・・｣
｢みんな一緒や・・みんなで幸せになろ｣
観鈴はうなずき手を伸ばす。
後 少し、観鈴はがんばる・・・・
もうちょっと 晴子もはげます
そらも見守る・・・・・
届いた！
観鈴はぬいぐるみを手にとる
ようやく渡せたプレゼント。
いままで 渡せなかったプレゼント。
観鈴にもらってくれるか？という問いに
観鈴は、喜んで受け取った。
晴子の過去の願いはここに成就された。
夜 神尾家で寄り添っている二人。
観鈴の隣には 疲れて寝てしまっている晴子が・・・。
観鈴はそれを知っていた。
だから、嘘をついた。
もう痛みはないよ・・・大丈夫だよ・・・と。
その答えに、安堵する晴子。
そして、その中 晴子は眠りについた。
観鈴は・・・眠気に襲われていた。それでも寝てしまった自分がたどる結末を
知っている彼女は、今晩だけがんばることを誓う。
｢おかあさんが起きるまでがんばるね｣
｢ゴールは、ふたりで・・・むかえたいもんね｣
｢青空の下で・・・むかえたいもんね・・・｣
そういって、彼女は絵日記を書き始めた。
この楽しい、思い出がいっぱいあった夏休みを・・・。
朝 晴子は観鈴より早く目が覚めた。
夏祭り当日の朝・・・・・・朝なのに・・・
晴子は違和感を感じる。
そして外に出てみると外は大雨が降っていた。
呆然とする晴子・・・・
なんとか冷静さをとりもどし、まずは天気予報を電話で聞いてみることに・・・。
返ってきた答えは絶望だった。
午後から暴風圏突入
祭りは中止だろう。延期もない。どうしようもなかった。
いろいろな情報を集めるがよい答えは返ってこなかった。
晴子は観鈴の元にもどり、なんとかごまかすしかなかった。
そして祭りの時間・・晴子は奇跡を願い、観鈴と共に、
祭りが行われるであろう神社に向かう・・・・・
奇跡は起きなかった。空は黒く覆われ雨は降り注いでいた。
どうしようもなく絶望が二人を包み込む。
その中 一つのものが目に止まる。
｢それ｣は、あの日捨てたはずだったもの。
しかし、あの時彼女と共に、そらがいた。
そらが がんばって｢それ｣を観鈴の元に届けるためにがんばった。
がんばったから、その様子を偶然にも志野親子に発見されて、
｢それ｣は雨の当たらない場所に置かれた。
偶然かもしれない・・しかし｢それ｣はたしかに、
その場にあり、まるでこの時のために
待ち続けていたかのようだった。
寝そうになっている観鈴を励まし、
思い出を作るために、
二人の思い出を作るための
ふたりは｢それ｣・・・・｢恐竜のぬいぐるみ｣・・・
｢観鈴の誕生日プレゼントだったもの｣に向かい歩き始める。
後 少し手を伸ばせばたどり着くとこまで来た。
しかし、観鈴には手を伸ばすだけの力がなかった。
晴子は一緒に捕ろうとはげます
｢お母さんと、がんばろ｣
｢あんたの友達も肩にいる・・｣
｢みんな一緒や・・みんなで幸せになろ｣
観鈴はうなずき手を伸ばす。
後 少し、観鈴はがんばる・・・・
もうちょっと 晴子もはげます
そらも見守る・・・・・
届いた！
観鈴はぬいぐるみを手にとる
ようやく渡せたプレゼント。
いままで 渡せなかったプレゼント。
観鈴にもらってくれるか？という問いに
観鈴は、喜んで受け取った。
晴子の過去の願いはここに成就された。
夜 神尾家で寄り添っている二人。
観鈴の隣には 疲れて寝てしまっている晴子が・・・。
観鈴はそれを知っていた。
だから、嘘をついた。
もう痛みはないよ・・・大丈夫だよ・・・と。
その答えに、安堵する晴子。
そして、その中 晴子は眠りについた。
観鈴は・・・眠気に襲われていた。それでも寝てしまった自分がたどる結末を
知っている彼女は、今晩だけがんばることを誓う。
｢おかあさんが起きるまでがんばるね｣
｢ゴールは、ふたりで・・・むかえたいもんね｣
｢青空の下で・・・むかえたいもんね・・・｣
そういって、彼女は絵日記を書き始めた。
この楽しい、思い出がいっぱいあった夏休みを・・・。
AIR(Key) 8月12日(土)
8月12日
家族になることができた二人。
夏祭りも近づいていた。楽しいことが待ってるはずだった。
しかし 運命はそれを許してくれなかった。
観鈴がまた苦しみ始めた・・・・・
晴子が、動揺する。そして過去のある言葉にたどり着く。
それは 橘の家に行く前に
往人から聞かされた、往人が母から聞かされた、
翼のある少女のたどる道の言葉だった。
最初は体が不自由になり
記憶がなくなり・・・・・
そして最後には・・・・・
死んでしまう
晴子は愕然とする。観鈴に寝てはいけないという。
今寝たら、二人は別れて二度と会えないと・・・。
観鈴はそれに納得して、トランプで遊ぶことにする・・・。
寝る時間になっても、寝ないで遊んでいた
長い長い夜だった・・・・・
AIRの物語も残すところ、あとわずか。
ここまで来たら なにも言わず最後まで見届けましょう。
家族になることができた二人。
夏祭りも近づいていた。楽しいことが待ってるはずだった。
しかし 運命はそれを許してくれなかった。
観鈴がまた苦しみ始めた・・・・・
晴子が、動揺する。そして過去のある言葉にたどり着く。
それは 橘の家に行く前に
往人から聞かされた、往人が母から聞かされた、
翼のある少女のたどる道の言葉だった。
最初は体が不自由になり
記憶がなくなり・・・・・
そして最後には・・・・・
死んでしまう
晴子は愕然とする。観鈴に寝てはいけないという。
今寝たら、二人は別れて二度と会えないと・・・。
観鈴はそれに納得して、トランプで遊ぶことにする・・・。
寝る時間になっても、寝ないで遊んでいた
長い長い夜だった・・・・・
AIRの物語も残すところ、あとわずか。
ここまで来たら なにも言わず最後まで見届けましょう。
AIR(Key) 8月11日(金)
8月11日(金)
約束の日が来た。
晴子は、最後の一日、楽しく過ごそうと決める。
二人だけの最後の夏休みを。
朝 観鈴が起きる、晴子も元気よくあいさつ。
朝食を、食べて、トランプで遊んだ。
とても ゆったりとした 穏やかな一日が流れていった。
夕方になった。約束の時間だった。
晴子は、観鈴をつれて、観鈴の父親の元に向かう。
そこで 落ち合う二人。
晴子は最後に行きたい場所があるという。
そこは｢海｣だった。
観鈴は寝てしまっていて、晴子は担ぎながら浜辺を進む。
そして とうとうたどり着いたのだ。
数え切れないほどの少女たちが願い、それでも
いままで、いくら願っても届かなかった、近くて遠い場所に。
ひとしきり 想いをめぐらせ、改めて観鈴に聞こうと起こそうとする
彼に、晴子は言う。このまま連れて行ってくれと、
抱いた観鈴をそのまま 起こさないように彼に預け
恐竜のぬいぐるみと、大好物のジュースを渡す。
晴子とそらは二人が遠くなるのを見守っていた。
遠くなる二人の姿・・突如 起きた観鈴が暴れだす。
彼は、驚いた拍子に、観鈴を放してしまう。
海辺に落ちる観鈴、起こそう彼が手を伸ばすが
それもふりはらい、恐竜のぬいぐるみの、ジュースも
振り払い、彼女は 歩けない足で歩を進め始めた。
母親を求めて。
駆け寄る晴子。
抱き合う二人。
晴子は、もう放さないと誓う。
そして 帰ろうと・・神尾の家に・・・・。
彼は観鈴の母親と晴子を認めた。
そして晴子も彼の苦悩を知る。彼がもっとも愛していた観鈴の母親を
なくしてしまった時の気持ちを。
そして、観鈴を預けた逃げてしまったときの気持ちを。
それは 晴子が大事な娘の観鈴が 自分の手の届かないところに
行ってしまう。失ってしまう。その体験をし、
今 まさに、失わないようにもがいてる最中なのだから。
今、観鈴を失ってしまったら 自分もどうにかなるかわからないからと・・・。
それでも彼は観鈴が、ここまでこれたのはあなたと観鈴の力だという。
しかし、晴子は、まだ取り戻さなければいけないものがある
自分はまだ弱いと・・・・。
彼は 去るとき、今度 信用できる医者を連れてくるって行っていた。
そして、帰ってはやく、観鈴を着替えさせてくれと。
晴子は了解し、寝てしまった観鈴と帰路に着く。
せまりくる、夏祭りに想いをはせながら。
さて、AIRも残すところ後、少し。親子問題も解決しました。
私の文章では、はっきり言って、このシーンを
うまく伝えることはできません。スイマセン
(ソコはツッコミなしで(苦笑))
けど、この3日間は、親としてのありよう。
家族とはなにか？
テーマが｢家族｣のCLANNADとはまた
別の答えがこの3日間に
あります。
もし興味があるなら、プレイしてみることを薦めます
それでは、夏祭りまであと 少しです。
約束の日が来た。
晴子は、最後の一日、楽しく過ごそうと決める。
二人だけの最後の夏休みを。
朝 観鈴が起きる、晴子も元気よくあいさつ。
朝食を、食べて、トランプで遊んだ。
とても ゆったりとした 穏やかな一日が流れていった。
夕方になった。約束の時間だった。
晴子は、観鈴をつれて、観鈴の父親の元に向かう。
そこで 落ち合う二人。
晴子は最後に行きたい場所があるという。
そこは｢海｣だった。
観鈴は寝てしまっていて、晴子は担ぎながら浜辺を進む。
そして とうとうたどり着いたのだ。
数え切れないほどの少女たちが願い、それでも
いままで、いくら願っても届かなかった、近くて遠い場所に。
ひとしきり 想いをめぐらせ、改めて観鈴に聞こうと起こそうとする
彼に、晴子は言う。このまま連れて行ってくれと、
抱いた観鈴をそのまま 起こさないように彼に預け
恐竜のぬいぐるみと、大好物のジュースを渡す。
晴子とそらは二人が遠くなるのを見守っていた。
遠くなる二人の姿・・突如 起きた観鈴が暴れだす。
彼は、驚いた拍子に、観鈴を放してしまう。
海辺に落ちる観鈴、起こそう彼が手を伸ばすが
それもふりはらい、恐竜のぬいぐるみの、ジュースも
振り払い、彼女は 歩けない足で歩を進め始めた。
母親を求めて。
駆け寄る晴子。
抱き合う二人。
晴子は、もう放さないと誓う。
そして 帰ろうと・・神尾の家に・・・・。
彼は観鈴の母親と晴子を認めた。
そして晴子も彼の苦悩を知る。彼がもっとも愛していた観鈴の母親を
なくしてしまった時の気持ちを。
そして、観鈴を預けた逃げてしまったときの気持ちを。
それは 晴子が大事な娘の観鈴が 自分の手の届かないところに
行ってしまう。失ってしまう。その体験をし、
今 まさに、失わないようにもがいてる最中なのだから。
今、観鈴を失ってしまったら 自分もどうにかなるかわからないからと・・・。
それでも彼は観鈴が、ここまでこれたのはあなたと観鈴の力だという。
しかし、晴子は、まだ取り戻さなければいけないものがある
自分はまだ弱いと・・・・。
彼は 去るとき、今度 信用できる医者を連れてくるって行っていた。
そして、帰ってはやく、観鈴を着替えさせてくれと。
晴子は了解し、寝てしまった観鈴と帰路に着く。
せまりくる、夏祭りに想いをはせながら。
さて、AIRも残すところ後、少し。親子問題も解決しました。
私の文章では、はっきり言って、このシーンを
うまく伝えることはできません。スイマセン
(ソコはツッコミなしで(苦笑))
けど、この3日間は、親としてのありよう。
家族とはなにか？
テーマが｢家族｣のCLANNADとはまた
別の答えがこの3日間に
あります。
もし興味があるなら、プレイしてみることを薦めます
それでは、夏祭りまであと 少しです。
AIR(Key） 8月10日(木)
8月10日(木)
記憶をなくした観鈴の心に少しだけ近づくことができた晴子。
トランプであそんだりしている観鈴に
また卵焼きを作ってきたが、それはまだ食べてくれなかった。
それでも しょうがいないとわかり、その場で食べる晴子。
観鈴が興味をもって、見ていた。
晴子は「食べる？」と聞き、
観鈴はそれにおそるおそるだが
食べると答える。
食べた観鈴はおいしいと答え、もっとほしいといい食べてくれた。
観鈴も晴子もうれしそうだった。
夜 占いをしようとする観鈴に晴子は手伝うかという問いに
観鈴は 手伝ってと答える。
一枚 一枚並べて出た結果は・・・・・。
晴子は、なにかに気がついたように、
急にカードの置く場所をまちがったとごまかす。
その結果は、明日はとてもいい日という結果だった。
喜ぶ二人。
ほんとに何気ない日常だった。
こんな日がずっと続いたらどれだけ幸せなのだろうか・・・・・。
3日間中2日目のお話でした。
本日は本当に何事もなく平和でした。
本当に何気ない日々です。観鈴と晴子が何事もなく
一日をすごしただけです。
文章で読んだら数分です。
けど、向こうの世界にしたら 一日流れています。
それを感じて読めたなら、
その短い文の中にもなにか感じる事ができるかもしれません。
さて晴子と観鈴の距離はまた、少しずつ縮まってきてます。
最後の占いでの晴子のカードの置き間違いというのは
本編でも本当の結果は言われませんが、
どういう結果が出たのか？
まぁ これはユーザーの考え次第でしょう。
はたして 観鈴はどちらを選ぶのでしょうか？
その答えが出る時ももうすぐです。
記憶をなくした観鈴の心に少しだけ近づくことができた晴子。
トランプであそんだりしている観鈴に
また卵焼きを作ってきたが、それはまだ食べてくれなかった。
それでも しょうがいないとわかり、その場で食べる晴子。
観鈴が興味をもって、見ていた。
晴子は「食べる？」と聞き、
観鈴はそれにおそるおそるだが
食べると答える。
食べた観鈴はおいしいと答え、もっとほしいといい食べてくれた。
観鈴も晴子もうれしそうだった。
夜 占いをしようとする観鈴に晴子は手伝うかという問いに
観鈴は 手伝ってと答える。
一枚 一枚並べて出た結果は・・・・・。
晴子は、なにかに気がついたように、
急にカードの置く場所をまちがったとごまかす。
その結果は、明日はとてもいい日という結果だった。
喜ぶ二人。
ほんとに何気ない日常だった。
こんな日がずっと続いたらどれだけ幸せなのだろうか・・・・・。
3日間中2日目のお話でした。
本日は本当に何事もなく平和でした。
本当に何気ない日々です。観鈴と晴子が何事もなく
一日をすごしただけです。
文章で読んだら数分です。
けど、向こうの世界にしたら 一日流れています。
それを感じて読めたなら、
その短い文の中にもなにか感じる事ができるかもしれません。
さて晴子と観鈴の距離はまた、少しずつ縮まってきてます。
最後の占いでの晴子のカードの置き間違いというのは
本編でも本当の結果は言われませんが、
どういう結果が出たのか？
まぁ これはユーザーの考え次第でしょう。
はたして 観鈴はどちらを選ぶのでしょうか？
その答えが出る時ももうすぐです。
