AIR(Key) 7月28日(金)
7月28日(金)
朝 ベッドの上で観鈴はひざを抱えていた。
どうやら 悲しい夢を見ていたらしい・
「時間がないのに、何度やってもうまくいかない・・」と言いながら
悲しんでいた。
往人はかける言葉が見つからなかった。
そして観鈴は また寝始めた。
その頃 そらはあの神社で人形を連れて帰ろうと必死だった。
そこに訪れる、まいかという少女と、その母親が
姉 さいかの病気が治るようにお参りに来た。
まいかに見つかってしまったそらと人形。
その人形をまいかは連れてこうとするが、
母親が言い宥め、人形は神社の建物のとこに置かれた。
そらは観鈴と往人を見ていた。
そらは自分にしか出来ないことをわかりかけてきていた・・・。
夕方 往人は観鈴に起こされる。
今度の夢は お祭りの夢。
しかし 自分は、それを遠くからしか見ていることができない。
そんな夢だった・・・・・・。
観鈴は往人に海に行きたいといい、しょうがなく
往人も受諾し観鈴がベッドから降りようとしたとき
観鈴は転んでしまう。足が動かないのだ。
観鈴を蝕む病はもうそのくらいまで進行していたのだ。
観鈴はそれでも 遊びたいといい。トランプをしようとする。
しかし 往人はそれを認めない。
宿題をやろうとするが、それも認めなかった。
最後に絵日記を書くというのだけは 承諾した。
観鈴は動けないので、往人に
机の引き出しからとってきてほしいという。
観鈴は見たら駄目というが、往人はページをめくって見てしまう。
そこには、
「往人さんと・・・・」
「往人さんと・・・・・・」
と、往人としたことばかり書いてあった。
それは 観鈴にしか価値のわからない日記だった。
そして必ず最後には
「とても楽しかった」でしめくられていたものだった。
それは子供っぽいものだった。
往人は強がるように、
「おまえには絵日記の才能がない。
だからこれからは あったことでなく これからやりたいことを書け」と言った。
観鈴はそれは日記じゃないというが、往人は書いた事は
オレが叶えてやるという。
観鈴は納得して 書き始める・・・
そして部屋には鉛筆の書く音が響き始めた。
日記には観鈴の夢があふれていった・・・。
今日は 観鈴の病魔の進行程度しかDREAM編では語られませんでした。
しかし、観鈴がしゃべった夢の内容は
ちゃんとした伏線でSummer編で明かされる内容です。
そしてAIR編 そらの視点での出来事。
ここで DREAM編での登場人物で 立ち絵がないにも関わらず、
意外に人気の高いキャラ?の妹さんも登場してます。