ef - the latter tale. 4章～最終章 感想
さて 少し書くのが遅れてしまいましたが latterの4章からの感想です。
時間的には3章の後ですね。
始まりは 体験版と同じですね。
ミズキが蓮冶のとこに遊びにくるとこですね。
すでに このあたりで前半部のミズキの
幼さがかなり消えてます。
これが あのミズキかと思うくらい。
そして 最初から いきなり謎 ばらまきまくりです。
ミズキの見る夢 久瀬さんにお守を頼む時に
海に行かないようにという事
体験版しか やってないと、まだ謎ですが
3章をやっていると 「ミズキ」が死んでいるという事実
符合して いろいろな憶測が浮かびます。
まぁその辺は 置いておいて、最初の方は
ミズキと久瀬さんとの漫談とか 麻生家の
面々とかいろいろ面白く進んでいきます。
その中でミズキは久瀬さんに惹かれて行きますが
ある時 ミズキが知ってしまう
久瀬さんの体の事でいつ 死んでしまうかわからなく、
すでに 彼は知っていて、その為に 人間関係とか
バイオリンの事も燃やしたりと
いろいろ清算して 距離を置こうとしてる事などわかります。
久瀬さんが 病気かなにかなのは 3章のある一シーンで
それらしきのが見えましたし、納得って感じですが。
それでも 久瀬が好きでいるミズキと距離を置こうとしてる久瀬。
自分も惹かれてるとわかりながら 距離をとろうとする彼は
ミズキにある時 自分の家を訪れた時に暴行をしてしまいます。
心が痛みながらもあくまで冷徹に最後まで・・・。
そして日は立ち ミズキは襲われた日の事を悩みながら海にいます
そこで 駅に行き千尋に会いに行きます。
千尋と蓮冶との会話。
その場を立ち去るミズキ。蓮冶の母親と時間を潰したあと
海で蓮冶に出会います
蓮冶は千尋に自分たちの出会いの一か月を物語にして
読んでもらってます。
駅に二人で行くとそこには 泣きはらした千尋。
蓮冶は 半年前に千尋から受け取った手帳を返します。
二人はこの時 また共に歩む事になったのです。
新たに歩み始めた千尋はミズキに
帰り際にある物を手渡します。
それは 千尋の自分の毎日を書いた
半年前の手帳でした
。
麻生家に帰宅して夜 ミズキは手帳を読みます。
ここで 出てくるある人物の名前。
「雨宮優子」
（なぜ 千尋の日記に彼女が出てくるかは、
ドラマCD Vol3を聞けばわかります）
さて ここからが本当のシナリオ開幕です。
とうとう 「羽山ミズキ」 と 「雨宮優子」が
つながり始めました。
その名前を見て ミズキは自分が何をするのか知ります。
翌日 教会に花束を持って訪れるミズキ。
火村に告げるのは「懺悔のため」と
語られるのはミズキの生い立ち。
過去 親に心中されようとする中で
幸運にも助かったこと。
両親を亡くし、音羽の孤児を集めた教会にいたこと。
語られる言葉は 普段の子供っぽいワンコ属性の
ミズキとはちがく、自分の意志をはっきりと持ち
生きている意味を語る、一人の大人の女性という感じです。
自分の生い立ちを語り終えたミズキは
花を供えるためにある場所に行きます。
そこは 教会の前。驚く火村。
彼は問います。誰にと
彼女は答えます。
「これは 雨宮優子さんにです」と。
驚愕する火村・・彼は言います。
「おまえは誰だ」
さて ここから 話は過去に戻ります。
いままで ばら撒かれてきた伏線は
すべて ここでつながります。
過去編です。
主人公は 火村夕の学生時代。
始まりは 前半の一番最初に描かれて
彼と雨宮優子との再会。
しかし すでにネタばれOKなので
かなり 台詞が追記されてます。
この物語は 火村 久瀬 雨宮・・そして1章の主人公「紘」の姉
凪によって 描かれていきます。
その中で 明かされていくシナリオ。
まず 凪が出てくるのは、
ドラマCD 「宮村家にようこそ」を聞いていれば
わかりますね。彼女がその時言った言葉が
すでに 伏線だったのは。
この過去編は 以外に明るそうに見えて
実は かなりダークな話です。
最初の方は火村と雨宮が どう結ばれていくのかという
物語で、震災前かなと思う方もいたみたいですが、
違いますね。
話は震災後で、その震災で傷を負ってしまったが人たちの
物語です。
この章で登場の新キャラは まず 火村の妹「茜」・・・
と言っても、震災の日に亡くなっています。
そして雨宮優子の兄 明良(あきら)・・優子の義理の兄で
美術教師です。
まぁこのあたりのキャラや久瀬や凪をまじえてシナリオは進んでいきます。
この物語の中で明良 凪と絵の関係者が二人いるのは、
後の 火村の今に大きく関わっていきます。
解かれていく答えは 震災の日 夕が茜の事を助けることができなかったこと。
優子は 苛めを受けていて それの原因の一つの肌を見せない理由。
このあたりは 全てあの震災が原因で人生を狂わされた人たち・・。
震災の時 クリスマスですが 一緒に寝ていた夕と茜は
夕が少し 布団から出てしまった時に
起き、建物は崩れ、彼は妹のいる部屋まで行けなかったこと。
見殺しにしたも同然。
優子は震災で親を亡くし 雨宮家に引き取られますが、
そこで 明良は 亡くした本当の妹と優子を重ね
優子が妹とちがうということで、暴行を働いて、
クリスマスの日にレイプされてしまいます。
つまり あの震災とクリスマスが
物語上 かなり重要な日ということになります、
この辺のシナリオはながいです。過去編だけで 1、2章分くらいあります。
そのトラウマをもつ中で、二人は一緒にいることを選びます。
雨宮明良に関してもある一つの結末をもって 終わります。
そこからは 火村と優子の同棲生活ですね。
これもfirstで最初に描かれてますがそれは
少し 後の事ですね。
ここで優子と未来(ミキ)が出会います。
学園生活と優子とミキとの関係。
物語が進んでいきます。
ある時から 優子は不調になり始めます。
そして とうとう倒れてしまいます。
病院での結果は妊娠でした。
優子はおろすと言いますが 夕は反対して3人で
生きていこうと言います。
その説得に心打たれ優子も子供を産む決意を。
(ここで あのfirstの最初の同棲生活シーンのとこが
描かれます。一緒に布団で寝るシーンでの会話・・・
あの時だと、まだ 二人は学生だから、という風に
とれましたが・・・ネタばれすると なるほどと。
だから こういうセリフだったんだと納得)
月日は経ち クリスマス・・夕と優子は教会で会う約束を・・・
しかし ある事故により その約束は果されないことに・・・。
教会の前でミキをかばった優子が車にはねられ、亡くなってしまいます。
これが 二人の果されなかった約束となり 現在まで続いていきます。
それから 夕は無我夢中で勉強して ある仕事のプロジェクトメンバーに
選ばれます。久瀬も凪もそれぞれの道を進んでいきます。
ミキは 目の前で命の灯が消えていく優子から ある言葉を託され
それが、今のミキを形作る モノとなっています。
過去編は ここで終わりを告げます。
実際は かなり長く 私の文章は簡潔に大まかなとこだけ
書いているので、物語は本編をプレイしてください。
実際は 凪や久瀬もただの脇役でなく、いい役回りです。
さて 現代の花を手向けるシーンに戻ります。
そして 今の音羽に雨宮優子さんがいるという事を
告げます。
すでに お気づきとは思いますが、
ミキ=ミズキです。
彼女はあの時託された言葉を忘れずに生きてきました。
懺悔を終えた彼女は、向かいます。決着をつけに。
彼女は海に行き、火村は久瀬にその事をつげる。
海についた久瀬さんの前でヴァイオリンケースを投げ捨て、
彼に底掌で殴った後 海に投げます。
そこで 投げかける言葉は
「あなたは これで死にました。なので生まれ変わって生きてください」
「夢を叶えるためには 夢そのものがないといけない」
「この世になくならないものはない・・・だからこそ大切にしましょう」
（これは1章で雨宮優子が紘に投げかけた言葉と同じですね）・・まあ
文章は少しちがいますが。
久瀬は世界で生きる意味を見出し 彼女と生きる決意をします。
そして 結ばれた二人・・・その夜 火村が彼の元を訪れ
別れを告げます。音羽に行くために。
次の日 見送りに訪れたミズキと千尋。
ここで 明かされる最後の謎。
火村達がいる場所。音羽のような 街並みで音羽ではない場所。
火村の仕事がなんなのか・・・。
これも 過去の火村の美術関係ということが
ここで結びつきます。
別れの時 火村は尋ねます。ミズキに本当の名前を教えてくれと。
ミズキはきょとんとする中で その意味を悟ります。
あの時 優子さんと一緒にいた 男の人が彼だと・・・。
答えを聞いて彼は この「音羽」を去り彼女が待つ
「音羽」に向かいます。
それから 時は流れ 夏のクリスマス。
ミズキは久瀬さんを 教会に 連れて行き
あるものをプレゼントします。
それは 海にケースごと捨てられたはずのヴァイオリンでした。
しかし あの時 捨てられてのはケースだけでした。
そして手渡されるヴァイオリン
彼の蓮冶の母親達の知り合いなどを
集めた教会で クリスマスリサイタルがはじまりました。
さて 時間は 現代に戻りすべての物語を語り終えた二人。
先ほどは 火村達の物語を過去編と言ってましたが、
正確には1～4章全部 過去編なのですよね。
記憶を取り戻した 今の雨宮優子・・・彼女は何者なのか・・
それは 彼女自身の口から語られます。
そして訪れる別れの時・・・・
夕は差し伸べたい手を押さえ、扉の方に向い
歩き始めます。過去を振り切り未来へ歩くために・・・・。
最後のEDアニメーションはあのシャフトが作ってますが
あのアニメ本編とは大違いで
超高レベル グラフィックの綺麗さなら
京アニに並ぶくらいのレベルで作ってます。
２期もこういう風にやってくれたらな・・・
・・・やっと 書き終わりました。ここまでが
「ef-the latter tale」です。
これと前半の「ef - the first tale.」をあわせて
「ef-a-fairy of the two-」です。
二つに分けたのは商売戦略だといいますが、
これ 一本で発売したら すごい量が半端なく、
多分 開発にすごい時間かかりますね。
そうなると どこかで手抜きが見えてしまいますし
こうやって 2本に分けるのはいいと思います。
今回のlatterですが、firstとくらべ 全体的に重い話に
なってしまっていますね。
前半のドタバタを期待すると ちょっと当てが外れるかも
しれませんね。
久瀬さんとミズキのドタバタが最初と最後だけですしね。
そして賛否両論の雨宮優子さんの扱い・・・
肌を見せないのが 手だけの火傷の痕くらいかなと
ユーザーの大半は予想してましたが、
事実は 暴行 レイプですからね。メインヒロインが・・
きついですね。しかも最後は事故死・・・・。
これに関して 雨宮優子ハッピーエンド希望の
ユーザーもいますが、それになると
この物語がなりたちません。
彼女はああなってしまったが、その意思をミズキが継ぎ
久瀬に希望を与えることができて、
1章でも あの存在が不思議な者であったとしても
紘 みやこ 景 堤などの人たちに助言を与えることができて
進ませることができたのです。
そして latterを知ってると面白いのが、
一歩進ませてるのは 彼女だけの力でなく、
ミズキも要所要所で、1～3章全部で彼 彼女達が一歩進むために
大事なことをなしているのです。
だから 制作時にミズキの物語だと言っていた訳がわかります。
こう全部見ると 広野家 新藤家とか 繋がっているのに
ヒロインの中で人気TOPのみやこが過去の事件と
ほとんど関わらない存在であるのは 少し意外でしたが。
まあ父親が再建計画で今の家の人のよい地主の爺さん(新藤家)から
だまし取ったらしいですが・・・。
今年を代表する大作だと思いますし
やってみることをおススメです。
テーマ : ef - a fairy tale of the two.
ジャンル : アニメ・コミック
