生徒会の七光
生徒会シリーズ 本編第7巻です。
前回の6巻からはじまった3年生の会長たちの卒業式前日のお話の続きです。
いままで 鍵や、鍵の義妹の林檎の口から語られていた幼馴染の
飛鳥がとうとう登場します。挿絵もついて本編初登場ですね。
かなり口が悪く ある意味いい性格だというのは なんとなく
描写されてましたが また生徒会のメンバーとは
ちがった味を出しています。
そして今巻のラストで 鍵に対して素直な好意を見せ
鍵は性格上ハーレムは作ることはできないという断言をすること。
さらに ハーレムを作ると誓ったときから 誰かに言われるかもしれないと
逃げてきたことに対して 飛鳥が その役を引き受けてくれるということ。
鍵はみんなの幸せを願う。鍵は飛鳥もハーレムメンバーの
一員で大切な存在だというが、飛鳥の幸せは鍵が自分だけを見てくれないと
自分は幸せになれないという矛盾点を投げかけたこと。
今回はそれで終わりますが次巻が楽しみです。
巻頭 巻末の話は それですが 他 中身に関しても
今回はシリアス系統が多いです。
みんなの将来の話をしたり
みんなが来れなく珍しく鍵と会長だけしかいない放課後、生徒会室での
二人の時間
会長の告白・・・付き合うとかは断ったけど 鍵と一緒にいたいということを
告白。
鍵が記憶喪失になった話とか、藤堂姉妹も登場。
他 鍵の義妹の 林檎に生徒会を見学させてあげる話。
ここで生徒会メンバーと初顔合わせみたく これで6巻の冒頭で
生徒会メンバーが林檎の事を知っていたのをつじつまがあいます。
鍵のシスコン？ぶりが発揮されたり
林檎の純粋がゆえに生徒会メンバーに対しての間違った解釈の言葉（飛鳥に教えられた）を
言ったりとか ある意味最強です。
そして知弦さんの鍵に対しての好意や性格をあっけなく見抜き
知弦さんをあわてさせ窮地に追い込んだのはすごいです。
知弦さんかわいすぎます！！
過去（林檎）と今（生徒会）の重なったお話でした
鍵は林檎の言葉で大切な事に気が付き 林檎も過去の事から
成長し前に進む決意をしたお話でした。
（これが今回の本編最後の話で この後巻末の飛鳥との
話に入るので 流れ的にとてもいいです）
今回は ギャグもそれなりにあり 挿絵もかわいいのが多いです。
さらに ほぼオールキャスト登場（宇宙姉妹とか中目黒除く）と
意外に豪華な話です。
けど今回 一番の目玉は飛鳥の登場でしょうね。巻頭では
幼馴染らしい 息があった兼ね合いを見せ
巻末では 鍵を馬鹿にしたりしてような描写が多かったが
彼をとても大切に思っているということ。と優しさをみせたりとか、
いきなりファンができそうなくらい いいキャラです。
全体的にラストにむけての伏線をはったりとか
鍵に対しての好意を みんながさりげなくというか
かなり露骨に見せてきたのは珍しいかな。
ラストが何巻になるかはわかりませんが この巻は読んでおいたほうがいいと
思います。4巻とかと同じく重要は巻です
