ef-a tale of memories 総合感想
アニメ｢ef｣総合評価です。100点中5点ですね。その5点は
OPでの抽象描写の評価と声が原作と同じだったとこだけです。
後は だめだめの作品でした。
まずこの時期になぜアニメ化するのかわからない。
まだ後半が完成していないのに、なぜ前半のみでやるのか？
まぁこのアニメ開始直後後半の発売が発表されたことから
minoriのゴリ押し宣伝でしょうね。
さて中身はというと、あのシャフトに任せること自体どうかと
思う。シャフトが向いてるのはギャグ漫画or4コマであり
シリアスものはどうみても向いていないのは
｢ネギま｣にて明白であろう。
ましてあの不買運動を起こした空鍋の人に任せるのは
普通なら考えられない。あの空鍋はある意味
不買運動を起こした伝説をもっていて、
あのSHUFFLEも最後はただ人気投票1位だったからという
理由でサブヒロインと結ばせた愚か者を
選ぶとは正気とは思えないというしかない。
今回のefもフタをあけてみれば、1話目から
絶望先生ネタかましてましたが、まぁ苦情があったのか
これ以上はパロネタはなかったですが、
いきなり意味の無い携帯電話のなるとこを誇張したり、
抽象描写連続で見るものを疲れに誘うのに関しては
一級であろう。落ち着いて見れないのだ。
背景に関しても一色ベタ塗り抽象背景で、酷いものだ。
シナリオの感想に入ろう。
まず1話目は3章からはじまる。3章に関しては、
本編が出てないので細かい評価は控えさせて頂く。
さてやっと1章に入ったが、いきなり酷いものだ。
1章主人公｢紘｣の全ての始まりであるクリスマス。
教会に訪れるのは原作と同じだが、
雨宮優子がなんか高いとこで神秘系オンリーで座っていて
一言 二言で終ってしまう。ここで雨宮は神秘より
ボケボケのような変わった人でなければいけないのだ。
アニメだと ところどころ
意味深な言葉だけ残して消える幽霊化で現れてるが
それだと意味がないのだ。今 現在に関しては
なにかあるなと思わせる程度の変わった人でなければならない。
そして普通に音羽の街にいて普通紘達と会話を交わしたり
しますが、重要なとこで言葉を残す役割である。
彼女が何者か？人なのか？と思わせるのは2章の半ばである。
それまではまだ本編見所は紘 みやこ達なのだ。
そしてアニメの1章に関しては、かなり省かれているのだ。
みやこが紘に接触して興味を持ち、学校さぼり出かけて
名前を覚えられて無いとこあたりまではかなりよかったが
その後が適当すぎである。
みやこが紘と一緒にいたいと思わせるのは、
彼女の境遇からすれば問題ないのだが、
紘に関しては、惹かれる理由がないのだ。
原作や漫画では、原稿作業中にみやこにご飯の世話を
してもらい、昼も屋上で一緒にいたりで
その中ですこしずつ、惹かれていくのだ。
そしてその中で浮かんでくる悩みなど・・。
この部分が全てカットされてるのだ。
6話でデートの約束をするが、景が倒れたとき聞き、
駆けつけてしまう始末。
その後 みやこから着信があるが
ここで空鍋の馬鹿が本領発揮 みやこヤンデレ化！
(馬鹿としかいいようがないですね。ヤンデレが
趣味なら現実にそれやられて消えてしまえと
いいたいくらいの愚者ですね)
その後 シャワー借りてた景があがったとこに
みやこがたずねてきて、まるで行為の後のように
見せつけ完璧嫌味キャラ。
その後 なんとかみやこと連絡がついて
会話するうちに最後までしてしまいますが、
なんかただのファンサービスって感じですね。
そしてそこに景が尋ねてきて発覚。
そこでも景を追いかけていってします始末。
それでみやこから終わりにしようという言葉で
雨宮から助言で最後の電話
(テレカの限度数カウントだけ動き後は静止画。ひどすぎ。
あとそこでとりあえず名台詞言わせておけば
OK感まるみえで終わり。しかも早口なので
聞いてる方が疲れる。京アニ見習え！)
それでその電話ボックスに紘が駆けつけてハッピーEND・・・。
ものの見事に5流恋愛ドラマとあいなりました。
しかもその前に景に兄弟に戻ろう発言だし。
？？？普通みやこ 景だろ。先に景なんてありえないでしょうと。
よく感想などで書いているあの爆弾発言投下シーンは
とても重要なポイントであるが故に
ここをなくすのはどうかと思う。
ここは景に全てを奪い去り2章につなげるシーンで
かつ紘も自分が中途半端で二人を傷つけていたと
気づくシーンなのだ。
余談だが3章ラストの抽象描写ほとんど抜き
かつ学校での日記を破くシーンの力のいれようと
きたら1章とは比べ物にならないくらいである。
あまりも差別しすぎである。
最終回ラストで紘 みやこ 京介 景ペアが
出来てるが、これだと景が尻軽キャラになってしまっている。
彼女が立ち直るのは約半年後の夏で、その中で
京介の映画とりに付き合いその中で立ち直って、前へ
進むのだ。その中でいままでみやこや紘と普通に
会話していた不思議なお姉さんだった雨宮が
少しずつ核心の物語につながる、断片を見せ始めるのだ。
ここが前半の見せ所であろう。そして
景の後輩の羽山と雨宮の関係などここで
なにかあるなと思わせる伏線をみせながら進むのだ。
アニメはED後にいきなり火村と雨宮が会い
雨宮がいきなり人間ぽい顔をされても意味がないのだ。
仮に2期をやるなら、実際は
1話目前半に雨宮と火村の過去を前半15分でやり、
後半15分から紘 みやこの出会い。そして屋上での再会をやれば
よかったのだ。その後6話くらいまでに1章を終らせ
残りで2章をやればよかったのだ。
事実 原作と同じ最後に火村が千尋の話をしようで
終らせても、景から千尋の名が出てるので
いまより視聴者が置いてけぼりになることはなく
期待させた終わりにできるのだ。
この作品は群像劇であり、1章で紘 みやこが結ばれたが
ゆえにその後2章にて起こりうる周りの変化。
みやこが普通に学校にかよい京介と生活してるなど
その変化も一つの楽しみなのだ。
1章の話があったから2章の物語があるのである。
アニメは同時進行していたのだが、この二つの
物語は同時進行していいものではない。
やはり全部出た後リメイク願うレベルである。
テーマ : ef -a tale of memories-
ジャンル : アニメ・コミック
