PC そして明日の世界よりー 感想
PCゲーム 「そして明日の世界よりー」感想です。
ある島でのお話。家族や友人に囲まれて
いつまでの続いていくと思っていた日常。
しかしそれはある時を境に終わりを告げます。
政府より発表された隕石が地球に衝突するという
発表。
それはミサイル攻撃も失敗に終わり3ヵ月後に世界は
100%滅びるということです。
その中で主人公とその友人(女の子)達との
物語です。
その瞬間 日常は崩れ去ります。
ここから不安にかられる周り、その中で
なんとか平静を保とうと努力する主人公。
冗談だというモノ すでに死を受け入れてるものなど
本当に各個人の人間描写が詳しく描かれてます。
そして中盤に差し掛かり なんとか日常を
保とうとした主人公に吉報(凶報)が舞い降ります。
政府が行うプロジェクト 選ばれた人、5万人のみ
シェルターに避難できるという抽選に
主人公が選ばれてしまいます。
その権利は譲渡できず、たった一人で家族や
友人を見捨てていかなければならないということです。
そして それは匿秘でありながら、島の人たちに
広まってしまいます。
いままで親しかった島の人たちも、
主人公に敵意や殺意を向けます。
その中でも友人や家族は、主人公のシェルター行きを
喜んでくれます。彼が生きていてくれるなら
自分達の生きた証を残せると・・・。
その中で各ヒロインとのルートに別れます。
ヒロイン達が何を想い生きるのか?
各々 いろいろな想いを秘めています。
主人公に向けられる島の人たちの敵意。
それは人としての価値観や世界に関しての
認識を考えさせられるものです。
そして誰のENDを迎えても主人公はシェルター行きをやめます。
たった3ヶ月でも生きる事を選んだのです。
それは果たして正しいのか間違っているのか誰にも
わかりません。
もし自分がそのような立場に置かれたら
どうするのでしょうか?
さてラストにはAfterが存在します。
隕石が衝突して30年後の世界です。
その中で荒廃した世界で 主人公たちが
住んでいた島であったとこであるものをみつけます。
それはこの作品のタイトルそのものであり
テーマそのものです。
ある意味感動ものとしてはできてるものです。
・・・・・・・
ここからは個人的な感想ですが、
死を美徳化が最近は多い気がする。
たしかにこの作品に関して主人公達の
死は必然です。ただゲームをプレイしてきて
キャラに愛着がわいたユーザーにとって
それは正しいと言えるのでしょうか?
主人公たちが死んでしまった結果を
認めなければいけない。それはつらすぎます。
せめて安易でもなにか「if」がほしかったです。
他に述べるなら
この物語の中のあるヒロインはこの隕石の
発見者です。隕石の名に彼女に関する名がついてます
それであるのに、避難に選ばれないというのは
いくらランダム選定だからといえ
作品上一部の人を除きランダムというなら
彼女は選ばれるべき人であるだろうと思うわけですが。
後主人公達が達観しすぎている。
精神が人を超えてます。18歳でここまでの
境地に達することができるのか?
まぁ設定が主人公とあと一人シェルターに行けるとなり
ヒロイン達での争いがなかったのはよかったです。
ここのメーカーは前作でPS2に移植したとき
PC版よりさらに完璧にして移植したから
移植に期待しようかなと。
今年 忘れられない作品・・・・
いや これから生きていく中で忘れてはいけない作品です。
Keyを除いて これで今年は 一生忘れては
いけない作品が「Aster」に続き二つ目ですね。