AIR(Key) 8月4日(金)
8月4日(金)
朝 目覚めると、そこにはそらがいた。
観鈴は 夢の中で往人に励まされたことを そらに語る。
彼女の夏は続いていた。
元気をとりもどし、がんばるために外にでる観鈴とそら。
足は動かないながらも なんとか がんばって武田商店の前まで来た。
いったん 休憩ということで、なにかジュースを飲もうとする。
何にしようか 迷っているうちに、後ろから手が伸びる。
その手は、彼女の母親 晴子だった。
数日ぶりの帰還。あいかわらず おちゃらけた態度だったが
いままでとは、なにかが違っていた。
晴子は旅の目的を語りだす。
それは観鈴の本当の親のとこに行き、
観鈴を自分の本当の子供にするために
直談判に行ってきたのだ。
観鈴は驚く。そして困惑する。せっかく一人でもがんばろうとしたのに、
なぜ、そんな時に、そんなことをいうのか。自分はどうしたらいいのだろうか？
そして 帰ってきた晴子も衝撃を受ける。観鈴の体調とその原因について。
彼女は、そんな非科学的なことを受け入れることはできない。
しかし、観鈴が、がんばるというなら、それを応援するという。
だが観鈴は晴子を受け入れる事ができない。
親しくなってしまえば、晴子まで、呪いで死んでしまうのだ。
しかし晴子はそれでもいいという。
それは、観鈴が心を許してくれている証拠だからと。
それから、少しでも、母親らしくしようとする晴子。
だが観鈴は拒否をする。
それでもがんばる晴子。
めずらしく食事を作る彼女。
自分の娘に食べさせるために、作った。
観鈴は おいしくないという。晴子を近づけさせないために。
それでも、感情というのは止めることが出来ない。
彼女は泣いていた。
彼女は本音を吐露する。
｢お母さんと一緒にいたいと｣・・・・・・
二人はこの時、はじめて親子になったのだ・・・。
それから 二人で時間を過ごしていった。
観鈴は髪の毛を切ってもらったり、
たわいもない会話をしたりと・・・・。
それは、これから来る過酷のために
与えられた 一時(ひととき）の休息なのかもしれなかった。
はい AIR編 最終章開幕です。
中途退場した主人公 往人さんに変わり、晴子さん登場です。
彼女が、あの温泉めぐりと嘘ついて 行ってきたとこは
観鈴の実家 だったというわけですね。
いままでの飲んだくれ、おちゃれけ彼女とは ちがい
母親としての彼女が、観鈴とどう接していくのか。
そこに注目していきたいとこですね。
