ARIA The AVVENIRE レビュー
ARIA劇場版です。まぁと言っても短編3話で一時間ちょっとですから劇場版というには微妙なところですが。
話は原作完結後の話で
その1 その 逢いたかったあなたに・・・
アイちゃんのゴンドラ練習に付き合う灯里が 過去のアリシアさんの裏誕生日での出来事の話ですね。
原作最終回で灯里達も一人前になり、なかなか3人で会う機会がないと言ってましたが
それの3大妖精の方の話ですね。こういう3人で逢うというのもありなんじゃないかなという演出でした。
その2 その 暖かなさよならは・・・
一人で練習するアイちゃんが 偶然かケット・シーの影を見つけて、そこで姫屋 オレンジぷらねっとで
藍華 アリスから直接指導を受けている後輩と出会い一緒にケット・シー探しをする話と
灯里のケット・シーとの別れの話です。3世代目の3人が友達になる話ですが
灯里の影響を受けてるアイちゃんが、恥ずかしいせりふ乱発だが
二人からは藍華のように「恥ずかしい台詞禁止!」とツッコミがない!
映画観にきた人は心の中ですごいツッコミいれたい衝動を我慢してたかもしれない(笑)
その3 その遙かなる未来へ
業務が忙しい、灯里達を アイちゃん達 後輩3人組がアクア・アルタで休業になった時を利用して
3大妖精やグランマまで集めてお茶会を開く話と、アリシアさんの灯里を採用した時と
原作最終巻の灯里に昇格試験を受けさせる前の自分が未来に進む覚悟を決める話です。
残念ながら アテナ先輩はお茶会に参加できず会話はなく歌のみでの登場になりましたが、
多少違和感あれど、ARIAらしい演出でした。
原作では灯里の未来へ進む覚悟を決めましたが、それのアリシアさんの方の話ですね。
ただレギュラー男衆出なかった!
さて全3話で個別に1~3期までのOPが使われてるという心憎い演出!
1話目のウンディーネ聞いたときは、もう懐かしすぎてここで涙腺崩壊です!
アイちゃんがもうシングルになってたのが残念だった。
灯里が 原作では素敵な事とか言っていた事をアイちゃんは
「みらくる」という言葉で表現してますね。
そしてこれいらなかったんじゃないっていう設定が
やっぱり賛否両論のアリシアさん結婚。
パンフに劇場版3話目のアリシアの葛藤部分が漫画として天野こずえ本人が
書き下ろしてますが、そこで灯里が入社する前から、その彼を待たせていることが
判明で晃さんや アテナ先輩も彼の存在を知っていたということ。
そしてウンディーネ引退の理由の一つがウンディーネだと主婦業と両立できないということ。
かなり微妙な設定です・・・。
この劇場版はAIRAを最初から最後まで見た人にとってはとても懐かしく
楽しい作品です。話が現在になにか起きるという話でなく
過去を交えて未来へ進んでいく話だからです。
だから原作を観てない人には、多分さっぱりな内容だと思います。
観終わった後も劇場版を観終えたっていう感想より、アニメの話を
映画館で見たっていう感じでした。でもあの原作からその後が見れたのは
ファンとしてすごいうれしかったです。