Summer Pockets 体験版 レビュー
ストーリー
亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して、鳥白島にやってきた主人公・鷹原羽依里。
祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。
海を見つめる少女と出会った。
不思議な蝶を探す少女と出会った。
思い出と海賊船を探す少女と出会った。
静かな灯台で暮らす少女と出会った。
島で新しい仲間が出来た――
この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。
keyの新作サマポケ体験版です。「眩しさだけは忘れなかった」をキャッチコピーに
Rewriteが不評だったのかKeyの原点回帰に近い感じ展開です。
原画は今回 いたるさんが退社してるためメインにNa-Ga 和泉つばすと大御所を連れてきてます。
ただ原画のNa-GaさんはAB!ゲーム版でも思いましたが、立ち絵とイベントCGの差が。今回もAB!ほどではないが違和感を感じてしまう。多分リトバスやAB!に比べて等身が上がり目が小さくなったのが違和感の原因だとは思いますが。
物語は前回のRewriteやAB!と違い原点回帰のノスタルジー性を出す感じで田舎という雰囲気 子供の頃の思い出などを演出し携帯電話などハイテクモノを体験版では出してきてませんね。これはCLANNADも当時 既に携帯電話とか普通にある時代でしたが、あえてそういうのやPC等を出さずにノスタルジー性を出したと当時のスタッフは言っています。
Rewriteではハイテク様々で序盤から携帯ナビで森を行くなど普通に出してきましたしAB!では銃火器やトランシーバーなどの機器も出してきたりと、そういうノスタルジー性からは程遠い感じでしたね。
一応体験版内を見るにバトル系ではないので一安心かも。多分不思議な力みたいのは出る可能性は高いですが、Keyなら余程の事がない限り上手くやってくれるはず。後はやはりKeyは男性キャラの使い方が上手い。最近ではヒロインだけでなく、男性メンバーも複数いる仲良しグループ的な作品も増えてきたが、下手なのは下手で本当に男性キャラがうざく感じるのもある。特に馬鹿キャラと言われる役。下手な作品だと本当に下手で嫌悪感すら感じるが、Keyはリトバスをはじめ、ABでも男性キャラは多くいたが馬鹿キャラでも言い方や演出がうまく嫌悪感を感じない。
そして一つの不安要素が・・・シナリオが 新島夕担当だということです。サガプラの初期の作品やまじょこいにっきを描いた人ですが、自分ははつゆきとまじょこいしかプレイしてませんが、なんというか・・・・失速率が激しい人って感じです。前半盛り上げに盛り上げまくって、最後は収集できずにいきなり終わったりつまらない展開になったりと・・・。はつゆきトゥルーではメインヒロインが早々に退場で、サブキャラのサクヤのルートがない。ぶっちゃけかなり重要ポジにいながら彼女のとこはかなり曖昧に終わってしまった感がある。まじょこいでは実はメインヒロインはB○Aで既に年老いてボケてるのに周りが無理やり合わせてくれて学園に通っていた、親友達も本当は別の名前で親友でもなんでもなくて、ただ親友のフリをしていただけだったとか。さらにこのシナリオの黒幕である人物がアフターあたりで出てきたが、それの話も回収されずに終わりという失速率が半端ないのである。かつかなりダーク路線の話。はつゆきさくらでは体験版をDLして驚いた人も多いのではないだろうか?普通の学園モノだと思ってプレイ開始したらいきなりゴーストだなんたらとダークな雰囲気ではじまりOPもそれまで公開されていた歌とは別のものだったと。ただはつゆきの体験版ラストからのOPに入ってくシーンはかっこいい。
まぁ既に重いダーク路線になるだろうなとは思っていますが、失速しないで伏線もきっちり回収してほしいです。それを願っています。
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