ありふれた職業で世界最強 コミック版3巻
ありふれたのコミック版3巻…他のレビューでも酷い言われようですが、これは叩かれてもしょうがない。まず原作を知らないとどこにでもありそうな内容で本作の楽しさが伝わらない。
ギャグパート全カット。
これが致命傷。原作2巻からの新キャラ シアですが、ハジメとユエの旅に明るさを与える役割ですが、初登場時の原作でのハジメ達による扱いの酷さ、魔物に襲われても無視されたり魔物の中に平気で投げ込まれたりとかそういうギャグパートが2巻からは増えてきて、そこが見所なのにそういうのが一切ない。原作だとシア達を助けるのを断り、メリットを考え助けてやるか!になるのに漫画だとツンデレな感じでお人好しになっていてそこからもう違っている。
一番の見所改変
原作2巻の一番の見所(笑)とも言える シア達ハウリア一族のハートマン軍曹式の魔改造が無くなっている。正確にはあるにはあるのだが、改造後(笑)の家族を見てシアに泣かれたり、ハジメの軍隊式掛け声などカットされハジメすらやりすぎたかもしれないというドン引きしてるようなやりとりが全部無くなっている。パロネタとは言えここは見所の一つなんだから入れようよ。ここは漫画で見たかった。
文章の言い回しを漫画にできていない
原作でのおもしろさの一つに言い回しがある。シアの色々な状態を残念ウサギとか泣きウサギとか色々な言い回しをしたり、文でたまにハジメとか「さん」付するようなギャグ的な文章、そういうのが漫画に落とせてなく淡々と流してしまっている。
キャラのイメージが違う?
これは人それぞれなのでなんとも言えないですが、個人的にはシアの父親のカムが普通のおじさんっぽくてなんか違う感じがしました。個人的にはもうちょうと長いヒゲが生えて「ふぉっふぉっふぉっ」と言ってそうな温厚そうな老人的なイメージがあったんですが、普通のおじさんぽいのは残念でした。魔改造完了後もそんなに変化がないし、ちょっと残念。
漫画ではまだ原作2巻ですが、これだと今後がかなり不安。やっぱりギャグパートをしっかりしてくれないと。いくらバトルシーンがよくてもこれだとつまらないですね。