魔法少女まどか☆マギカ 3巻
やっと最終巻が発売です。9話~最終話が収録されてます。
しかし原作の膨大な量を再現できるはずもなく ある程度削られてます。
それは作者もあとがきで暴露しています。
9話は、かなり丁寧に描かれてるけど
10話以降が、ほとんどダイジェスト状態で、
アニメを見てないと展開が早すぎて白けてしまう。
劇中での心理描写での「間」が足りない。
たとえば11話のラスト ほむらが絶望して 少しずつソウルジェムが濁っていくトコは
ある意味最終回に向けての見せ場の一つなのに、すぐにまどかが駆けつけてきてしまい
インキュベーターに願いを言うまでの、二人のやりとりもかなりカットされている。
納得いかないシーンは10話のまどかとほむらがワルプルを倒して
まどかが隠し持っていたグリーフシードでほむらを救うとこが
まどかが一度起き上がって座って浄化してまた倒れるという描写になって
いるのがかなり違和感が目立つ。あそこは二人力尽きて倒れてる中での
会話だから感動するのに、まどかがかなり余裕があり感動が薄れる。
9話のラストの 杏子が死ぬときに幻の中で一人ぼっちのさやかと
手を取り合うシーンはいらなかったな。
さやかは最後まで救われないからいいのに・・・。
最終話の まどかが自分の魔女を倒すときに笑顔なのも違和感バリバリでしたね。
漫画としての表現では
まどかが魔法少女になった時の
幻想の中でマミさんとかと会話をするときに
背景が何もないのとかは、逆にいい演出だったと思う。
まどかが魔法少女になったときの
弓を放つシーンは 漫画ならではの表現で こちらは
アニメに劣らずよかったです。
ほむほむのまどかのリボンを受け取った後の
新髪型ツインテールはよかったな。
最後の 幻の中で一番最初の気弱なほむらとまどかが
手を取り合うシーンは
必要か不必要かは賛否両論なるかな。
個人的には 今のほむらとまどかが手を取り合って・・が
よかったな。
アニメとは違うのがワルプルの手下?魔女が さやか 杏子 マミさんの
影だったのは面白かったな。
ほむらの盾が違うのは 作者の失敗な気がする。
あれは時を巻き戻す設定だとしたら
アニメ版に近い円にしていたと思う。
色々削られてましたけど 面白かったですね。
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