AIR(Key) 8月9日(水)
8月9日(水)
昨日から記憶が退行してしまった観鈴。
晴子の事もおばさんといい、
ちょうどタイミング悪く、観鈴の父親も
現れ、観鈴を連れて帰るというが、
なんとか 頼み3日間の猶予をもらう。
今日は また観鈴と海に行こうとする晴子。
お弁当を作りもりあがり
途中まで行くが、
観鈴は急に帰ると言い、海に行くのを拒否。
弁当も無駄になり 怒る晴子。
結局 家に帰る事になり、海には
またしも辿りつけなかった。
家では 晴子は悩んでいた。
自分がやってるのは母親ごっこではないか?
少しわがままを言われたくらいで
なんで投げ出してしまっているんだ・・・
母親になることの難しさ。
それは 簡単に一朝一夕では
なれるものではないことを
痛感していた。
悩む中、観鈴の泣き声が聞こえた。
部屋に行くと、どうやら蝉が
入ってきてしまい、おびえていた。
晴子は 蝉が隠れてしまったから
出てくるまで 部屋にいるといい、
観鈴もそれに承諾。
蝉が出てきたところを晴子が捕まえ外に逃がす。
晴子はまた 部屋を去ろうとするが
観鈴が 部屋にいてトランプの
遊び方を教えてほしいと言った。
いままで 心を開かなかった観鈴だが、
今回の蝉の件で少し心を開いた観鈴。
わずかな希望でも 今の晴子には嬉しいものだった。
さてこの三日間の中で、二人は0から始めています。
晴子の苦悩で少しわがまま言われたくらいで
怒って投げ出してしまったりするのでは
母親としての資格はありません。
子供が自分の思い通りにいかないから怒る
虐待したりするというのが今の世の中の
馬鹿親たちに多い傾向です。
親というものは簡単になれるものではないです。
戸籍上なら簡単になれるかもしれません。
けど、親と子の絆というものは、
日常の中で、ほんの些細なことでも
積み重ねて築かれていくものだと思います