9-nine-そらいろそらうたそらのおと レビュー
白巳津川市。学園都市であること以外になんの特色もない街。
町興しに励むも失敗続きのこの街に、暗雲が立ち込めていた…。
きっかけは大地震だった。
白蛇九十九神社に祀られていた神器が破損し、並行世界から不思議な装飾品「アーティファクト」が流入した。
アーティファクトは所持者に特殊能力を授ける。
その人知を超えた力を悪用した人体石化事件が発生したのだった。
責任感が強く頼れる主人公「新海翔」は正義感の強いしっかり者「九條都」が事件の解決のために動くことを知り協力を申し出る。
そこに天真爛漫な妹の「新海天」も加わり、3人は連続石化事件の調査を始めることとなった。
白巳津川で起こる怪奇事件。秘められた恋心。謎の組織。
レビュー
この作品はヒロインルート事に別に販売していく形態でグッズを買わなければ比較的同人ゲーム並で それなりに長いストーリーを楽しめます。
9-nine-シリーズ2作目ですが、こちらからプレイしてもOKとはなりません。あくまで別の世界線の話ですが、1作目から順々に謎が解けていく感じですので1作目からやりましょう。
さて今回は前回の作品のメインヒロインの九條都から変わりヒロインは主人公の妹 新海天がメインを努めます。話は前作とは別の世界線ですが、前作では出てこなかった新キャラや前作でわからなかった作中で事件に巻き込まれるきっかけになった石化事件の犯人との対決がメインになってきます。
まずは前作をやりましょう。
今回のヒロインである天ちゃんは、あくまで個人的には恋人というより友達としてなら面白いキャラだと思います。作中での主人公とのやりとりはノリがいいです。そして二人の関係の変化ですが、主人公はこの世界線でも天ちゃんに恋心は持ってない感じでした。妹としては大事に思ってますが、最後まで一線を超えるのを拒否してました。二人が結ばれる時もムードもへったくれもない、天ちゃんが、さぁ私を抱け!抱いてくださ~いとか色々はっちゃけていて最初から勢いだけです。(まぁ選択肢によっては悲壮感ただようSEXになってしまいますが) まぁ最後は主人公も彼女におぼれ犯りまくるわけですけど。
シナリオは彼女の能力から先の展開が読めてしまうのは残念でした。あぁ~やっぱりこうなるのか~と予想通りでした。ですが前作からの一つ一つ謎が解けていく感じは面白いですし、続編も見てみたい作品ではありました。あとは余談ですがこれの発売一ヶ月まえにゆずソフトから「リドルジョーカー」が出てますが、こう間が短い間に異能バトルものをプレイすると出来の差がはっきりわかってしまいます。やっぱりゆずに異能バトルものはやめとけというのが本音でした。こちらの9の方が異能バトルものとしてはしっかり作りこまれてました。色々張られた伏線やシリアスな展開で魅せるバトルなど、緊迫感もあり最後まで楽しめました。
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