日常日記

劇場版のレビューですが、まず1回見ただけだと、微妙な出来です。
ストーリ－
美九のコンサートに士道含み精霊達と行く→帰り際　電車の中で士道が何かを感じる→
翌日　朝起きると上空には謎の球体が。それは士道にしか見えない。→
ラタトスクでの過程の結果、球体の霊波が今まで封印した精霊達の霊力が混在してできてるらしくて、
それは無意識の精霊達のストレスではないかと推測。そのストレスとは
士道を独り占めしたいという｢嫉妬｣という感情。→
それを解決する打開案で精霊の皆個別にデート決行→
耶倶矢、美九、四糸乃、夕弦、琴里、十香の順で進んでいく。
耶倶矢（雑誌を参考にするが古い雑誌で目的の店が潰れてたりでミスも多いが、ゲーセンなどで楽しく過ごす)
美九（人気アイドルのため男とはまずいため半ば強制的士織に変身してデート、士織の強制お着替えやお嬢様らしい
爆買いをする)
四糸乃（彼女と出会った神社で遊ぶ)
琴里（近所のスーパーで買い物、家で一緒に料理)
（夜　家の前で狂三が士道に忠告、今の解決法は間違ってないが人の感情は思いもよらないものと
意味深に告げ去っていく)
十香（徹底的な食べ歩き)
→十香のデートが終わり帰ろうとするとこに万由里出現。士道にしか見えなく彼女の存在理由が
語られる。彼女は一定の場所に霊力が集中し、その場合、それを扱うかふさわしいか確認するために
現れる存在であり、士道は合格であるという
そして役目を終え消えようとしたところに異変→万由里の天使であるケルビエルが暴走。→
彼女にもわけが分からず、ケルビエルは上空から街を攻撃。
十香とあとからこっそりつけていた精霊達や真那、フラクシナスで攻撃するも苦戦、
万由里もケルビエルに捕らえられてしまう→
万由里は暴走があるはずのない感情、自分の精霊たちへの嫉妬であると気がつく→
フラクシナスに回収された士道と美九は万由里が精霊達皆の霊力から生まれた存在である事を
告げ、彼女を助けたいという意志が封印された精霊達の霊力を解放→
フルパワーで戦えるようになり万由里を助け出せたが、ケルビエルが更に進化圧倒的な
破壊の力を見せつける。倒すには精霊の力を一点に集め叩くしかないと令音に言われ、
万由里の力で十香に霊力を集め始めるが、ケルビエルが攻撃を再開する→
真那は撃墜され士道が止めようとするが絶体絶命のとこに力を集め終え、
新たな霊装をまとった十香が助け、彼女の力で攻撃するもすぐに回復してキリがない→
倒すには霊力供給を断ちそこで破壊するしかないという。困惑する面々に
意を決したのか万由里が士道にキスをする。士道とキス=封印なためケルビエルは
霊力の供給が断たれていき、十香の全力攻撃で撃破に成功→
だが霊力封印=霊力で出来た存在の万由里は消えることを意味する。
最後に士道を愛してたと告げ、自分が消えるために埋めれてきた存在でないといい
彼女は消滅した→　数日後　士道と十香は　ケルビエルと戦った丘に来ていた。
万由里は皆の中にいると話し消えたわけじゃないと言う。そんな話をしている
二人の元に精霊達が、現れ、第二回士道とデートを開催しようと決定。
今日から今すぐという皆に、さすがに早すぎると苦笑いを浮かべ士道は逃げる道を
選択し精霊達はそれを追いかけていくのだった。
そして四糸乃とデートした神社で士道が引いたおみくじを結んだ場所のとなりに
もう一つのおみくじが結ばれていた。

終


レビュー
まず初回みた感想が万由里に感情移入できない。本筋が微妙。

精霊達との個別デート。各々の魅力が出ていて、ファンには嬉しいものです。
かなりの美九推し。最初のコンサートはともかく、ケルビエルとのバトルなどでも、
フラクシナスに一緒に回収されたり、士道が万由里を助けに飛んでいくところも、
美九のアップなど多少優遇状態。そして実はアニメだと彼女の限定霊装これが初登場なんです。
精霊達の封印開放。すごいおざなりなファンサービス。なんで開放されたかも曖昧な説明。
こういう映画でのご都合主義はいらない。ぶっちゃけ琴里なんてあれだけ長く開放されてたら
ヤバイでしょ。
狂三が士道に貸し一つと言って影に消えていくとこ、これちゃんと見て狂三の能力を理解してないと
あのシーンだって気がつかないと思う。一回目だと多分あのシーンだろうなとは思うけど
あまりに唐突でさりげなく流されてしまってますし。

令音さん　さりげなく超重要発言　序盤から球体を｢システムケルヴ」と見抜いてる発言をつぶやいてる。

本筋は一回見ただけだと重要人物である万由里に感情移入できない。
士道がいきなり　出会った直後の彼女を
助けたい。皆の力を貸してくれとか、どれだけ聖人なんだよとツッコミをいれたいくらい（笑)
なんとなくデート中に見かける不思議な子、初めて会話、｢私貴方の監視者、でも役目終えたからもう消える｣
これだけでしか接触してないのに、凄いな士道君！
精霊の皆さんもそれで納得なのか（笑)
せめて序盤から万由里が転校生とかで来て精霊達とも関わり普通の友達として接し
それで最後に、万由里の正体が明かされたなら、皆も彼女を助けたいと戦う理由もできますが、
あまりに唐突で士道はともかく精霊達はいきなりぽっとでの見知らぬ少女を助けるとか・・・・。

二回目からは万由里視点でみると、なんとなく万由里が嫉妬という感情を本人も自覚してないのに
出しているのがわかる。皆のデートでは、行く先々に現れ、夕弦がプレゼントしてもらったアクセサリーや
琴里がいつも舐めてるチュッパチャプスなど士道に買ってもらったやつを見たり、自分で手に入れたりとか。
そして、一回目ではわかりにくく、　彼女が最後に士道を同じだったというやつ。
これはあのおみくじだlと最後にさりげなくそれを示唆するシーンで終わりますが、
そのおみくじが彼女にとって他の子達と違う、唯一自分が誇れるものだったというのが
わかります。手に入れたあとも他の子とのデートのあとさりげなくおみくじを見返したり
十香とのデートで折紙が乱入、士道の腕にしがみつき奪いあい、自分も後ろから彼に触れようと
手を伸ばすが、タイミングわるく叶わなく、その場から走って逃げ、路地裏で一息ついたとこで
おみくじを眺め、それを影から現れた狂三が上からさりげなく見ているとこ。
この走っているとこは初回見ただけだと　折紙が走って逃げているから、それを
追っているんじゃないかというミスリード的な演出にも取れるが、彼女が皆に嫉妬していると
いう視点でみると、なぜか心が落ち着かず、その場から逃げてしまい、
心をおちつけるために無意識に士道と同じおみくじを眺め、それにすがっているという事が
わかりますね。あと最後の消えてく時に士道との会話は好きですね。意外に口が悪かったりとか
可愛いです。
けど琴里とのデートでキッチンにいきなり現れるのはかなりホラーです（笑)
けど少し驚く程度に流す士道君冷静すぎ！

そしてED主題歌　いい歌です。毎回｢デートアライブって単語をねじ込んできてますが、
今回はサビに入る前にいれてますが、サビでストーリーのネタバレしちゃってますが｡




というわけで見るなら二回観る気でないと、話はわかりにくいかもしれません。
二回見なければわからないというのも少し問題ですが（笑)　
一回目は普通に物語を観る
二回目は万由里視点で観る
後は特典小説を見ると完璧です。
特典小説はIFで万由里とデートで映画本編で士道と皆がデートしたとこを周り、それプラス狂三と
デートしたら行っていたであろう場所も追加されたり、おみくじの伏線もあったりと
色々本編を補完するようなシーンもあったりもします