ひとりで生きるもん! ~粋がるぼっちと高嶺の花~
内容紹介
「性格のいい美少女なんてものは、地球上のどこにも存在しない」
そんな信念を持った結果、クラスヒエラルキーの底辺にいるお笑い好きの少年・織田慶人。
彼の心のよりどころは校内で唯一交流を持つ文通相手・手紙の君だ。
ある日慶人はその手紙の君と会う約束を交わし――強く後悔することになる。
そこに現れたのはなんと学校一の美少女・湊千紗だった。たとえぼっちになろうとも、
美少女とは決して関わらない。そう誓っていた慶人に、
千紗はとんでもないお願いを口にする――「わたしの相方になってください! 」
第10回新人賞《佳作》受賞、ぼっち×高嶺の花で贈る、
「ひとりでだって生きられるけど、やっぱそれって難しいよね」系ラブコメ!
悪いが挿絵のへるるん先生の知名度に助けられた作品である。新人だからしょうがないとと
いえばしょうがないが。
ようはヒロインが実はお笑い好きで主人公と息があいそうなので相方になって
学園祭での舞台イベントでトップをとりたい。けど主人公は美少女=信用できない
だからなかなか相方を引き受けないが一緒にいるうちに惹かれ
とある出来事で組むことを決意するという流れ。
以降ネタバレ含む
とまぁここまでは内容紹介読んでればわかるが、内容的には少し酷い。
ヒロインお笑い好き・・これはいい。だが話の構成などは悪い。
まずヒロインの将来の夢は母のような
お菓子作りのプロになること。
お笑いで学園祭でトップをとりたいのは もう母の仕事の都合で
外国いっちゃうから、その前に気があった主人公と好きなお笑いで思い出を
作りたい。
えっ?今回の作品の主軸のお笑いと別のお菓子作りが夢ですか?
お笑いはただの趣味どまりですか?いきなり主軸が二つに分かれちゃってるよ。
せめて お笑いでトップになりたいとか、主人公がお菓子作りが趣味とか
話に一貫性をもたせようよ。 これじゃ夢はただのヒロインを転校させるためだけの
設定で、別に夢がこれでなくてもいいし、主人公がお菓子作りが好きでも
話は全然進行する。
主人公の美少女嫌い。別にただ勝手にそう思ってるだけ。過去に美少女に
人生変わる様なひどい目にあってトラウマとかない
ヒロインの統一出来てない口調。
学校で温厚な性格だが 主人公と話すと元気よく 色々話す素の性格がでるが
素の口調が普通の元気な女の子の喋り方だと思ったら
所々 男口調になってたりと、統一ができてない。
最後のヒロインの部屋でのシーンが、minoriのwindのみなもの名シーンとかぶる。
というか、これを使ってないかマジで?まぁ似たようなシーンは多くの
作品で色々使われてるし偶然と言えば偶然だろう。
一巻 完結だが、結論は挿絵に助けられた。別にお笑いでなくてもいいやん。
むしろ主人公が、お菓子作りが趣味という方がストレートに話がまとまるよ。
という感じです。原画家が好きなら見てみてもいいと思います
評価 最高☆5つ 合計最高☆15
絵/イラスト ☆☆☆☆☆
シナリオ ☆☆
文章/テキスト ☆
合計8/15
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