イノセントバレット -the false world-
ストーリー
――時代は2013年 現代。
“生体兵器” という次世代テロの脅威が降りかかり、安全神話が崩れつつある日本。
それまで平和な生活を送っていた主人公・那智祐爾 （なち ゆうじ） も、理不尽な死の危険に晒される。
だが、死の足音が目前に迫った那智祐爾の前に、無骨な銃を携えた、それとは不釣り合いな女の子たちが現われる。
「今あなたが “死” という運命を拒絶するなら…… 私たちが守ってあげる」
そして、“世界の裏側” を知る。
生体兵器のテロ、 彼女たちが戦う理由、 そして彼女たちと主人公が持つ異能 “特異点”……。
やがて那智祐爾も決意を胸に、彼女たちと同じ 戦う道 を選ぶのだった――
以降簡易ネタバレ↓
ストーリーはほぼ一本道 その中でヒロインとの話が挿入されたり
戦闘中の内容が少し変わるだけ。
選択肢もヒロインの顔が表示されるので それを選んでいけば
個別ルートに入れます。
死ぬ人は死に隊を抜ける人は抜けます。回避不可です。
神崎 莢香 （かんざき さやか）√
生体兵器に家族を殺された過去を持ち
それをきっかけにそいつらを憎むようになり
主人公と恋仲になっても 心の中に
その化物を殲滅する衝動に襲われ
それを制御しきれないことに悩むのが
話の基準になる。
夜曹寺 愛 （やそうじ あい）√
感情を理解できない彼女が
主人公と恋仲になり感情を理解し
理解してしまったが故に
恋人を戦場にたたせる恐怖などを
知ってしまったり、感情の話が基準となる
宮簀 早苗 （みやす さなえ）√
体が弱かった彼女は子供の頃
偶然か故意か敵である生体兵器の細胞を
注入されていたから元気になった事を
知ってしまい自分の体に憎き敵である兵器の
細胞が入ってることに苦悩するというのが
話の基準になる。
クリアの順は誰からでもいいが
タイトルのイノセントバレットと言う名が
意味を持つのが莢香EDなので
彼女を最後にしたほうがいいだろう
物語は まず主人公がヘタレすぎる。
部隊に入るのはいいんだけど、
男性隊員の一部からはいい顔をされないが
戦う理由が曖昧すぎる。
特殊な力があるからヒーローになりたかったのかとか
ガキのイキガリみたく言われても否定できなかったりとか
根本が子供の頃友達がその生体兵器に殺された事が
端を発しているんだろうが、それに対して自分の無力を
嘆いているわけでもなく曖昧でとりあえず
逃げたくないから逃げないで
何か力になれたらいいな程度の考えなので
どうもモヤモヤする。
莢香
デレるのが早すぎる。もうちょっと過程を書くべきだった。
愛
色々な感情の真似が面白かった。感情を理解してしまったが
故に大事な人を失うという恐怖の魅せ方はよかった
早苗
隠してる目の下はオッドアイとか生ぬるいものでなく
敵の兵器である目そのモノで宇宙人のよう銀で
目というものでなく化物の目そのものだったのは凄い。
よくヒロインにこの目を付けたなと。
背中に翼見たいものがあるが、結局は物語で使われなかったのは
残念。王道なら敵の忌み嫌うものでも それを使い主人公達を
助けたりして主人公とかが｢綺麗」とか言ってコンプレックスを
取り払うがそのような話もなかった。
戦闘シーン 敵の絵がイベントCGの立ち絵だけなので
あまり驚異が伝わってこない。敵に能力を学習されるから
大型兵器は使わないという設定はよかったが
そこまで驚異という感じが伝わってこなかった。
非日常を学校の友人に知られたくないけど
いつか事が終わったら打ち明けたいとかが
主人公の心の中でかなり重要視されている描写が
ありながら、そこが描かれない。
学校に敵が来た時に、その自分達の
非日常を見せるシーンかなと思いきや
友人は知らないうちに重体になってたりで
EDまで出てこなかったりとか、意味ないじゃんとか。
作中秋葉原駅が登場します。ヨドバシカメラの所からが
描かれており、ユーザーの共感ねらいなのか駅の中の説明とか
他の場所より詳しく説明されます
黒幕
序盤ですぐわかります。
というか主人公もいくら訓練でダメダメだったとは言え
こいつに励ましてもらったと思ってるが
会話成立してるようでしてない会話はどうよ？
凄い違和感ありまくりなくらい成立してないよ。
言葉のキャッチボールができてないよ。めちゃくちゃ怪しいよ。
ラストもこいつはただの傍観者だし。
せめて生体兵器の細胞を自分に注入して
進化した新人類だぁ！くらい言って主人公達の
前に立ちはだかりましょうよ。
ラストバトル
東京中に生体兵器があふれ
それを止めたければこいつらを引き寄せる
とある建物にある物質を破壊しろというものが
黒幕が仕掛けたゲーム。
仲間の協力を経てその建物の最下層で
壊すべき物質を見つけるが、そこに立ちはだかる
進化した一体の生物兵器でそいつを殺して発動する
精神攻撃を主人公またはヒロインが
受けてしまうのがラストバトル。
ツッコミ所満載。
そいつが完全にガードしてるわけでもなく
そこにある物質を破壊すれば全て終わるのに
なんでそいつを最初に殺してしまったか。
無視して物質を壊せば壊れたあとも兵器は多少活動しても
ある程度有利な状況に持ち込めるんじゃないか？
とりあえず挿入歌をいれて盛り上げようとしてるが
全然盛り上がらない展開。バトルものでありながら
倒す敵はいないし後は 現代銃で壊せる
そこにある物質を壊せばいいだけの時に、
カッコイイ歌を流してもね・・・。
ラストバトルでラスボスが存在しないってどうよ。
ぶっちゃけ一番よかったのは主人公とヒロイン達を
建物の最新部に送り込むために
仲間の隊員達が足止めを引き受けるとこ。
しかも死亡フラグっぽくても死なないで生き残りますしね。
ある程度不思議な力と現実での兵器の力と
かなりリアルな設定だが、ラスボスがいないのとか
最後の失速感が半端ない。リアルさを狙ったのだろうが
かなり中途半端になっている。
評価 最高☆5つ 合計最高☆30
作画 ☆☆☆
キャラ ☆☆☆
シナリオ ☆☆
Hシーン ☆☆
主題歌 ☆☆☆
BGM ☆☆
合計15/30
