日常日記閉じたセカイのトリコロニー　ネタバレレビュー

閉じたセカイのトリコロニー　ネタバレレビュー

【ストーリー】
『わたしの、恋人になってください!!』

可愛らしい顔立ちの少女は、俺にそう告白した。それはきっと、普通の男子なら誰もが望んでいる言葉だろう。
もちろん俺だって、そんな日が来ることを期待していなかったわけじゃない。
ただ、今ここがみんなの集まる教室の真ん中で、
相手が出会ったばかりの転校生でさえなければ。

『これからも、みなとくんの傍にいたいな……』

でもそれ以来、彼女は俺の恋人になった。
最初は戸惑いが勝っていた俺の心も、いつしか彼女に惹かれるようになっていた。
クラスの友人や、幼馴染も驚いていたようだけど、
俺を心から愛してくれる女の子と過ごす日々は、とても心地よいものだったから。

そして1ヵ月後……
俺は彼女と、一夜を共にすることとなった。

『大好きだから……私のこと、忘れないでね』

これからも一緒にいようと、二人で誓いの言葉を交わす。
そしてまどろみから覚めた時、俺を迎えたのは――

――忘れもしない、あの告白の日の朝だった

キャラクター
在原和歌（ありはらのどか）

狭霧ヶ丘学園に転校してきた2年生。
奏のクラスに編入されたが、その初日にクラスメイトの前でいきなり告白するという荒業をやってのけた。
その突拍子のない行動からはあまり想像できないが、
“昔から人付き合いはあまり上手じゃなかった” らしい。本人談である。
だが生来の優しさがその言動から感じられるためか、人に嫌われることはあまりないようだ。
心を許せる相手とは深い友情を結ぶタイプでもある。
また、自分が決めたことに対しては迷わずに突き進む心の強さも持っている。
それが奏に向ける強い想いの原動力となっているようだ。

加賀美祈理（かがみいのり）

狭霧ヶ丘学園に通う2年生。奏のクラスメイト。
そして奏にとっては幼い頃からの幼なじみである。
気が強く、自分の意志を普段からはっきりと口にするタイプ。
他人を引っ張っていくリーダー気質でもあり、周囲の評判も良い。
そんな彼女だが、幼なじみの奏に対しては妙にきつく当たることが多い。
おかげで奏は苦手意識を持っており、彼女とは距離を置いている。
美しい外見の持ち主であり、事実学園の男子からは
憧れのような感情を向けられているのだが、浮いた話はまったくない。
彼女の幼なじみに見せる態度などを見れば、
他の男子は告白を諦めるようになる……という噂である。

宮守心音（みやもりころね）

狭霧ヶ丘学園に通う1年生。奏の妹。
口数の少ない、理知的で冷静な少女。
だが、たまにおかしなセンスの言動が飛び出す不思議ちゃん風味も備えている。
とはいえ周囲に引かれているということもなく、上手いこと立ち回り友人たちとの交友関係を築いている。
言ってしまえば世渡り上手な子である。
兄である奏に対して、幼少時はかなりべったりしていたが、
最近はちゃんと距離を置き家族としての関係を保っている。
同じクラスの悠姫とは特に仲が良く、いつも一緒にいる。
その縁で陸上部の活動をたまに手伝っているらしい

四条悠姫（しじょうゆうき）

狭霧ヶ丘学園に通う1年生。
心音の親友で、陸上部に所属している。いつも元気で明朗快活なスポーツ少女。
何事にも一生懸命に取り組む、体育会系的な性格である。
あまり器用ではなくその意気が空回りしてしまうこともあるが、
それでもめげずに立ち上がる姿は実に健気である。
部活などの関係はないが、奏のことを “先輩” と呼び慕っている。
帰宅部の奏としては微妙にくすぐったい感じがする呼び方だが、
悠姫にとっては譲れない部分らしく、ずっと押し通しているらしい。
最近は何か悩みがあり、心音に度々相談していたようだが……。

ニア

ループ世界に迷い込んだ奏の前に現れる謎の少女。
明らかに日本人ではなく、そもそも人間なのかも怪しい存在だが、
一応本人は “時の悪魔” という言葉で自己紹介している。
いつでも人をからかうような冗談めいた口調で話し、
その話の内容も掴みどころがない奇妙なものばかり。

突然の出会いの後、ループ世界の中で彼女は幾度も奏の前に現れる。
そして奏はその度に、道化めいた彼女の振る舞いに翻弄されることとなるだろう。

宮守奏（みやもりみなと）

本作の主人公。狭霧ヶ丘学園に通う2年生。
性格は比較的まじめで、人当たりもよい。初対面の人間とも気兼ねなく話せるタイプ。
一方でそれ以上に特筆できる特技などは持ち合わせておらず、部活などにも所属せず日々をのんびり過ごしている。
しかし見た目はやや中性的ながらも整っていて、周囲の女子から見てもわりと好印象。
ただし本人は、自分のそんな評判について過大評価だと思っている。
現に生まれてこの方、異性と付き合ったことは一度もない。

レビュー
体験版の１しかやらなかったので　あれだけだとつまらなく
1ヒロイン1週終わったらトゥルー行ってくれないかなと
思ってましたが、ループ始まってからは面白かったです。
お約束のループを抜け出すっていうより、ループの世界だから楽しむということで
ヒロインと結ばれるルート以外も宝くじで大金持ちになったり
予言をネットに流したりとループしちゃえば自分が死んだことも
なかったことになるというので色々楽しみます。
物語の始まりが9月2日でループに入るのが9月28日午前五時半
その日付で長そうで、実際全部見ると20週以上ループしますが
何もない日は飛ばされたりループの日付前にもう大きい出来事はないという
事でループに入ったりテキストスキップスピードも早いし
既読スキップ使えば全然苦になりません。

以降ネタバレ↓

この話自体が主人公秦がループ解決はニアにまかせっきりで
ループを楽しむので　それぞれ恋人同士になってHしても
ループで戻ったらヒロイン達の記憶はないからいいやという感じで
かなり無茶なルートもありますが、恋人イベントはほとんどありません。
簡易デートやHもしますが恋人らしいイベントとかはありませんが
ループすると選択肢も増えて　さらにヒロインが自分の事を
好きだったというのを知って
(いのりが本当は自分の事が好きだとしったりころねは兄妹の
一線を越えたがってるとか)　いままでとヒロインに対する
見方や印象がかわっていき　その上でループするので
そういう心情の変化もありながら同じ日を過ごすという
演出も面白いです

やく20週以上しますが　全然苦になりませんが
順番次第でみれなくなるイベントがあるらしいので
攻略サイトを身でやることをオススメします。

さて最後は　ここでお約束になりますが
ループのやりすぎでセカイの崩壊が始まります。
それを止めるためにループを起こしてる犯人を
突き詰めようとします。ニアは犯人を知っていますが
あえて秦に教えないです

そして犯人は　ニアを除いたヒロイン全員
なんでか・・理由は秦と結ばれるため。
それだけのためだけにループをしていました。
ループの力を得た順番は
いのり→のどか→ころね→ゆうきです。
いのり　のどかが転校してきて秦と彼女が
付き合い始めたから。
小さい頃からのみなとに対する
暴力や暴論を彼女自身は
みなとは愛情の裏返しとわかっていて
自分を好きだと信じてたのに
それが裏切られて精神崩壊寸前で
ニアに見初められてループの力を得る

のどか　細かい描写はされませんが
いのりとの口論であやまって
いのりを殺したか重症を負わせて
その時にループの力がいのりから伝染した

ころね　いのりに殺されかけたのか重症なのどかから
ループの力を伝染　最初は平和的解決を目指すが
途中から二人を完全に敵として認識して参戦

ゆうき　ひょんなとこからループ世界に入ってしまい
ころねに相談　明確な描写はされてませんが
ころねが４すくみの状態にさせるべく
ループ伝染させるために自分を
殺させたか重症を負わせ彼女に伝染。

そして誰かが秦と結ばれると他の全員がループさせての
繰り返し、ころねが100回以上は数えてないというのと
のどかは自分の性格が変わってしまうほどということから
何年か何十年、それ以上もループしてる可能性がある。

そしてこれ以上ループすると世界崩壊ということで
ループできなくなり　ループを解除するには
誰か一人を選び他の3人はちゃんと諦めさせなければいけない
事を秦は迫られる。

そしてそれぞれにループの原因を聞き選択を迫られる

選択肢はヒロイン4人とトゥルーです。
トゥルーは4人の選択肢が出てからしばらくすると現れる

のどかEND
秦とのどかはループの記憶を消し
9月2日に戻り選ばれなかった3人は
ニアに頼みループの記憶を残したまま
ニアと同じ存在(世界から存在を消され誰の記憶にも残っていない)に
されて生きていく事になり秦とのどかも彼女たちの事は存在しなかったことになり
覚えていない。
発言の内容からの推測で　ころねとゆうきは
受け入れてるけど、いのりは普通を装いながらもやはり壊れてしまった
ような内容も見て取れる。
ある意味　セカイをゆがめた彼女への罰という意味で
一番残酷なEND　
いのりEND
全員のループの記憶を残したまま彼女と恋人になり
この先を生きていく
ころねEND
兄妹そろってニアと同じ存在になり
世界からも人の記憶からも消えて
一緒に生きていく
ゆうきEND
彼女が自分ひとりより皆と楽しくな世界を望んだから
ニアの力でみなと　ゆうき共に
ループの記憶を持ち皆仲良くなずっと続く夢の世界へと。

トゥルー
選べずにニアにループの力をもらい世界を壊し
真っ白な砂とニアがいた廃工場跡地しかない
なにもない世界にたどり着く。
そこで生きていく決意をする。

だが実際のセカイの崩壊はループのやりすぎでも
世界は崩壊しないでループ世界という囲いから
外れて元の世界に戻っていたのだが
それをニアは隠していた
そしてみなと達の世界に飛んで
彼女たちに捕獲されて真実をはかされる
けど彼女たちは元の世界には
帰らなくていいという。
地面白い砂は念じると望んだものに形を
変える性質で水や食料を作りだしていたのだった。
ニアはまた暇になったら来るといい
またニアがきたときのためにとはりきるのだった。
港がループの力を得てループのセカイで
全員がループの力を持っているので
一種の不死身の可能性もある

個別ヒロイン感想

いのり

元凶でヒロインの中では一番クズだと言えました。
体験版1だとそういう雰囲気ですしね。
秦は自分が好きだと信じていて子供の頃から
残酷な事をしていてループ世界に入っても
しばらくは　秦が自分を嫌ってるって気がつかなったんですからね。
嫌いなキャラではなかったですし　最後の方で惨めでも
秦に自分を捨てないで欲しいとすがる姿は
確かに少し行き過ぎた恋する女の子だったが
彼女には秦と結ばれてほしくなかったかな。
やっぱり報いは受けないとね
のどかENDでいのりを除いた全員の記憶をなくして
9月2日からやりなおし
いのりだけ記憶を残したままニアと同じ存在になるという
因果応報になればよかったと思う。

のどか

ループの中でそく告白したり　みなとと食べ歩きで全国回ったりとか
かなりノリのいいキャラでした。
ループの中で性格が変わってしまったというし
裏ではいのりとかなり黒い攻防を繰り広げたらしいが
そこが描かれてなかったので、作中ではかなり真面目で
いいキャラでした。
彼女の黒い部分を描けばここまでいのりが
クズな印象なかった気がする

ころね

少し電波が入ってますが個人的には彼女が一番好きでした。
犯人特定でループが解決したと思ったら
ループ発動で初日に戻ってしまった時
いつもなら制服の彼女が私服で部屋の前にいて
死んだ目で自分もループ能力者と明かすのは
怖かった。

ゆうき

ヒロインの中では被害者じゃないですか。
確かに加害者でもありますが
普通じゃない恋人争奪戦に巻き込まれ
かつのどかENDでは存在を消されて人外にされるし。

ニア

悪魔でかなりひどい状況に追い込んでますが
ポジション的には完全にいじられバカキャラでした。

総合感想
キャッチコピーの
大好きな人と結ばれるまで、絶対に諦めない――

これがこのセカイの全てですね。全員ループに大小問わず関係してるだろうなとは
思ってましたが、冗談抜きでこのキャッチコピーが全てだとは(笑)

まぁ伏線はありましたしね。
のどかは体験版のラストで自分を忘れないで欲しいという言葉や
いのりは転校直後に告白したのどかに対する態度とか
ころねは秦と遊ぶための大金を確保できてたりとか
ニアは自分のカラダは特異点だから処女ではないという事や
ゆうきがトイレを覗かれた時　また・・　覗かれるなんてありえないと
いう秦がループしてある事を知ってるような発言をしたりと
色々さがしてみればありますね。

ループ犯人解明のときの
ころねのいう｢今月の会議」っていいのは
作中だと簡易的に説明されてますが
これは予約特典のドラマCDに会議の始まりや内容、
みなとがループ世界に入ったときやループを
終わらせ発言のときのニアの彼女たちの報告や
トゥルー世界での一幕など収録されてますので必見です。
(下記のサイトだとまだ残ってるみたいです)

これだけ見るとインストール容量が多そうですが
２Gもないので　少なく
その気になれば各ヒロインと一回ルート済ませちゃえば
ループ終了を目指しいきなりトゥルーにも行けるので
クリアだけなら時間はかかりません。
ただやっぱり20週以上ループして全イベントを見て欲しいですが。
ループものとしては異色でアタリな作品だと思いました。
一度クリアしたら　一番最初からまらやってみることを
オススメします。　最初の九月一日(ループに入る前のセカイ)や
プレイヤーにとっての最初の九月二日(この時点で既に100回以上は
ループしている状態)でのヒロインの会話
一日と二日での　のどかの性格の違いや　いのりの態度の違和感など
改めてみるとわずかな違いがあり面白いです

作画　　　☆☆☆☆

キャラ　　☆☆☆☆

シナリオ　☆☆☆☆

Hシーン　☆☆☆

主題歌　　☆

BGM ☆☆

合計18/30

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