神殺姫ヂルチ 5巻(最終巻)
ヂルチ最終巻です。今回は神だ悪魔だと言っていたから おまひまのようなサプライズで過去作のキャラの登場を期待していたのですが・・・特にあんぺん辺りから出るかなと思っていたのですが残念です。
学校生活とかゲーティアと教会の繋がりとか色々伏線貼ったのに全部無駄になった感じでした。
結局結論は枝の悪魔の女の子達に自分らしく生きていけという感じで無理やりまとめた感じです。
ダブルヒロインと言いながら選ばれたのは幼馴染の室姫の方でヂルチの方は選ばれなかったのですがヂルチの方が実は素体は妹で超ヤンデレで子供時代に室姫をナイフでザクザク刺して殺そうとしていたりといきなりのぶっ飛んだ真相。
そして的良お得意のメインヒロインの二重人格暴走はあんペンの頃からのお約束ですね。
ただ今作で面白かったのは主人公がいままでのような受身ヘタレでなくかなり余裕がある感じで少し新鮮でした。1巻から室姫に押し倒されて命の危機があるような状況でも自ら彼女のお尻を触ったり、そのあと教会でも風呂に一緒に入ってもいいんですか?とかますなど余裕がある態度だったのいままでのヘタレ主人公とは違っていてよかった。
多分作者としては学校で色々な悪魔騒動を起こすネタを展開したり、その中でヂルチと室姫とのピンク色的な話を考えていたのではないだろうかと推測。せめてあと一話その後の話が欲しいところですね。