日常日記 2017年03月20日

トリノライン　体験版レビュー

ストーリー
妹が死んだ。
真夏の暑い日、溺死だった。

それは、忘れることの出来ない記憶となって、心に引っ掛かり続けていたけれど。
彼女が生きられなかったぶんも、自分が生きると決めた。
全てを懐かしい思い出として抱き、過去を受け入れ、前に進もうと。

その思いは、確かなものだった。

苦しい幼少期から時が過ぎ、毎日変わらず学校に通う日々。
また暑い夏がやってきて、少し“ 彼女” を思い出した頃。

遠くから聞こえてきたのは、妹が好きだった曲の、ピアノの音。
辿るように歩みを進めた先に、妹がいた。

「これから、よろしくお願いします」
「お兄ちゃん」

妹は死んだ。

その確かな記憶と共に目の前に現れたのは、妹にそっくりなアンドロイド、
“トリノ” だった――。

――――――――――――――――――――

トリノが完成した。
もう一度、あの日々を始められる。

人工知能を持つ人型ロボット――アンドロイドの技術が飛躍的に伸び、少しずつ社会に浸透している現代。

その知能の研究で大きな功績を収めていた紬木沙羅は、新型アンドロイド “トリノ” を完成させる。

見た目や動きは、人と全く見分けがつかない。
声もぬくもりも、人間そのもののようだ。

それから、このアンドロイドのもう一つ特別な点は――

“七波舜” の亡き妹、“七波白音” の記憶を持っているということ。

「おはよう、トリノ」
「あなたが―― 私が、世界を変える時が来た」
(公式より）

2017年3月31日　minoriより発売されるトリノライン体験版　レビューです。

今回の舞台は少し未来のアンドロイドなどが普通にある世界です。
主人公は　七波舜という少年です。ヨリノの主人公と似た名前ですね。シュンとシュウ。

幼馴染である宮風夕梨（みやかぜゆうり）等と普通に学園生活を送る彼の元に
もう一人の今は疎遠になってしまった幼馴染でありアンドロイド研究に携わる天才少女
紬木沙羅（つむぎさら）が復学し、舜にサプライズといい
自分が携わるアンドロイド研究で作った新型「トリノ」を彼に会わせる事から始まります。

このトリノと呼ばれるアンドロイド　実は舜が子供の頃に亡くなっている妹
白音にそっくりだったのです。彼女を舜に送り彼に幸せになって欲しいために
トリノを作ったというのです。
しかも記憶は子供の頃にデータ採取した白音の記憶ベースにしてるので
白音の記憶を持つアンドロイドということなのです。
名を「七波シロネ」とし彼の家で暮らす事になります。

シロネは学園にも転入し最初は夕梨には拒絶されたりしますが、少しずつ受け入れ
仲良くなり沙羅とも少しずつ話すようになりかっての関係が戻ってきた感じでした。

ですが問題が起きてしまいます。舜の母親がシロネの白音を思い出す行動に
彼女に八つ当たりをし
精神の均衡が崩れ倒れてしまいます。
入院しなんとか状態も落ち着くも合わせない方がいいということで
沙羅が購入した新しい家に舜とシロネが住むことになります。
シロネの白音を思い出す行動や彼女の「自我」とも呼べる心の目覚め。
彼女の自分に対する行動などで舜は彼女に惹かれていきます。
そして一線を超えます。しかし愛しあう二人のはずが
シロネの心に迷いを生み出します。白音の記憶とシロネの自我の混濁。
沙羅は舜とシロネが一線を超えた事を知っていました。
一つの視点から心というものは不安要素でアンドロイドとしては危険という
考えの元彼女の恋心をいうのを消す案を提案します。

アンドロイドとしては不確定要素が起きた事に迷い、とりあえず沙羅に
明日シロネを会わせると決めるが、その夜シロネは自分の存在を否定し
白音の死亡原因となった海に行き消滅をはかり海に入っていきます。
舜もなんとか彼女を助けようと海にはいり追いかけますがアンドロイドの
性能に勝てるはずもなく逆に溺れて気を失ってしまいます。
シロネの助けを経て彼は助かりますが、シロネ自身は自分は所詮アンドロイドと
いうのを再認識一つの恋の終わりを迎えます。

さて今回もまたアンドロイドとかSFな設定を入れてきましたが、
少し背景描写は足りない気がしました。
作画という意味でなく、シロネが入学してからのシロネのクラスでの扱いとかです。
アンドロイドがかなり普及してるのはわかりますが、アンドロイドが
入学してきて大丈夫なのか？シロネがかなり新型というのはわかりますが
他のアンドロイドが出てきてないので基準がわかりません。
(本編で描かれるんでしょうか？）
そしてシロネと白音の存在。
沙羅自体がかなり異常な考えですよね。
あの頃の幸せを取り戻すといいシロネを作るんですから。
彼女も秘密がありそうですが、そこはまだふれてませんね。
そして最初戸惑っていた夕梨があっさり受け入れちゃって、あれ白音とも
幼馴染だったのにシロネを否定しないんだ？とか思いましたが、
否定は舜の母親でやってきましたね。
まぁ友人がやるより実の家族がやるほうがいいわな、こういう演出は。
けど夕梨なら「このガラクタ！とか機械人形！」とか
言いそうでしたが、母親の方は大人だけあり、彼女と白音を別者として
見てシロネに悪気がなく自分の八つ当たりとまで認識してますが
それでも彼女(シロネ）を見たくないと自己完結で精神が参ってしまうという
形になってしまいましたが。

体験版だけなら罪デヴより面白かったです。
今回も体の関係までいくも
振られるパターンでこれはminoriのお約束になってましたが、
今回は少し違うパターンですね。
夏ペルからのお約束パターンでしたが、12の月のイヴに近い演出の
終わり方ですかね。
沙羅にHシーンが来るかなと思ってましたがシロネでしたし。