ここから夏のイノセンス! 体験版レビュー
ストーリー
今からほんのちょっと前の時代。
都市部では のちの情報化社会へ向けた発展が着々と進んでいた半面、
山間部では未だ開発の波が届かず、昔ながらの雰囲気を保ったままの場所も多く存在した。
そんな山村集落の一つ・晶生(あきお)村 に、どういうわけだか未来からやって来てしまった主人公・千種由嗣(ちぐさ よしつぐ)。
シビアな競争社会である未来において、彼はいわゆる落ちこぼれのレッテルを貼られていた。
優秀な人間にしか許されない過去渡航など、本来できる身分ではない。 なのに、どうして過去へ来てしまったのか。
混乱して夜の山中を彷徨っていた由嗣は、まるで蛍に導かれるようにして出会った少女・初姫いろはに保護される。
そして特別に晶生村での滞在が許され、しばらく村での生活を送ることとなった。
そこで彼を待っていたのは、自分の暮らしていた時代とは違う、のんびりとした時間の流れ方。
いろはを始め、正規にこの時代へ訪れた未来人姉妹・蛍塚アリカとユノ、そして村長の娘・久万里寿(くまり ことぶき)といった少女たちとの交流を重ねるうち、由嗣は今までにない癒やしと予感を覚え始める。
この時代に来てしまったのは幸運だったんじゃないだろうか。
ここでなら、自分も何かできるんじゃないだろうか。 例えば、女の子と恋をすることも――
ここから始まる夏の恋物語。
プレイ時間は3~4時間程度 舞台の村は20世紀後半、インターネットが出来る少し前。
未来から来てしまった主人公は暫定的に蛍塚姉妹の助手扱いにされ過ごしていく。
蛍塚姉妹も最初 由嗣を相手にしないで、住人達とも悪意はないが未来人の価値観からの
善意とも取れる行動で相手にしなかったが、とある過信から起こしたトラブルにより自分の無力を思い知り
どうしようも無くなった時に由嗣の未来では評価につながらない自分が興味を抱かなかった知識に救われ、
彼女達の心境も変化し、周りを知ろうとしていく。そうして色々ありながら
蛍塚姉妹が未来に帰るまで残り7日というとこまでが体験版の話ですが、
中身は意外にボリュームあります。
この未来人の設定がある意味今の現代人を皮肉ってる感じです。
アリカがきゅうりを加工されたものしか知らなかったり、
分単位で行動するのが当たり前で一分の遅れすら許さないとか
子供を作るのが特殊な未来設定で近親 同姓問わずOKで作れ、
作る基準は世間で認めた評価が高いからと愛情はない
どうやって生まれてくるのか知らないとか、
ある意味 色々皮肉ってるなと。
だからこそ人情がある田舎という対になる場所にして
ヒロイン達がそこで成長してく感じですね。
体験版で終盤で面白いのが未来人は性欲がないとアリカに教えられた
村のヒロイン達は由嗣も性欲がないと思ってしまい
色々恥ずかしい事を言ってしまったりするが実は彼には
性欲があり色々苦悶したりと面白いです。
かなり長いので共通が残りどれだけかはわからないですが、
彼女達が恋というものを知る個別ルートは興味はありますね。
ただテキストが下手だなと印象は受けた。冒頭で主人公は未来から来た時いろはの家に
招かれるがいきなり 未来から先行して来ている派遣部隊に連絡取ってくれとか、
プレイヤーには、何がなんだかわからず、この村は何?この物語だと未来人が来るのが
当たり前なの?とか説明不足がかなり目立つ。 それで少し進み、
なぜかは知らないがこの村は未来人と交流をもっていたんだとわかったりとか
少し設定の説明不足が目立つ。
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