妹が魔女で困ってます。
2巻の絵柄で興味を持ち 遅ればせながら1巻を読んでみたけど
なんか圧倒的な未熟さと前半でのネタバレにたどり着いてしまうなと。
ぶっちゃけ言うとISと禁書目録を混ぜた感じ
主人公は 女性しか使えない魔法が唯一使える男で女性しかいない学校に編入とか。
さらに、会話の中でどんな魔女(魔法を使う女性)にも絶対負けないと断言して右手を見たとか
いう文章で前半で さりげなくそういう能力なんだと言ってしまっている。
筆者は懸命に隠してるつもりなんだけど、そこまで断言できるんだから
考えられるのは どこかの上条さんの｢幻想殺し」しかないでしょ。
案の定似たような能力で 許容量を超えると能力が追いつかないとかまんまだし。
文章も 魔法や魔女という設定説明もなかなか出してこない。
主人公の妹が魔法が使え魔女の学園に通うとか、いきなり
冒頭で説明もなしに展開されて、読者は？？になる。
そして文章や見せ場もかなり悪い。
主人公の能力がやっと明かされたと思ったら、漫画で言うと小さいコマで
明かされたような感じで、これだけ引っ張ってこれかよって感じです。
(例えば禁書目録の方だと｢幻想殺し」の見せ方はしっかりしている。
冒頭で主人公の上条さんの能力が明かされるけど、美琴の凄さを最初に見せて
それがどれだけ凄いかを読者に印象づけて、さらにそれを片手でいなしてしまうことで
｢幻想殺し」がどれだけ凄いかを見せつける。そして1巻のクライマックス
インデックスを救うシーンでも専門家(魔術師)が驚愕するほどの魔法でも
打ち消してる(実際は打ち消す速度が追いつかなくなったけど)。
それで｢幻想殺し」というのが凄いというのがわかるのである。
しかもヒロインが全然目立たず見せ場なし。
そういえば居たっけな・・・くらいで事件でも見せ場なし。
これメインヒロイン誰？なレベルでメインヒロインを一人置くのか
ダブルヒロインorトリプルヒロインなのかもはっきりしない
とまぁ 色々未熟さが目立つ文章で この巻の殆どが主人公の転入生活に使われていて、
事件の内容がかなり薄い上に、魔法バトルでありながら迫力がない。
1巻はラノベの暗黙の了解なのか 1巻で打ち切りになってもいいように
区切りがいいようにするらしいが、事件に入るのが遅すぎる。
(色々伏線は残してもいいけど、その巻での出来事に区切りを付ける。
例えばやっと敵を倒したと思ったら 最後の数行でいきなり回復して
｢この程度で死ぬはずがないだろう」とかいって続きになるのは
やらないらしく 殆どの作品で守られている)
評価 最高☆5つ 合計最高☆15
絵/イラスト ☆☆
シナリオ ☆☆
文章/テキスト ☆
合計5/15
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