｢11eyes-罪と罰と贖いの少女｣感想
キャラ紹介などは本家を参照に
http://lass.jp/product/11eyes/index.html
ネタばれキャラ名など細かい説明してると長いので知ってるを前提に書きます。
話しとしては主人公の皐月駆(さつきかける)が
幼馴染の｢水奈瀬ゆか｣と共に、
ある日、不思議な世、｢赤い夜(駆達により命名)｣という世界に
入ってしまった事(入れられた)から
物語は始まります。
そこは 化け物が闊歩する世界で
最初は二人しかいなくなってしまったと思う世界の中ですが
化け物に襲われてる時に、学校の先輩である
陰陽師の｢草壁美鈴｣に助けてもらったことから
その世界にも、他に迷い込んだ人がいることを知り
希望を持ちますがある謎の建物にに乗り込んで、
黒騎士という6体の強大な敵がいることと、他にも自分達と同じような
存在がいることを知ります
そして運命に導かれたように集まる仲間達
草壁美鈴
草壁家という陰陽の名門の血筋で
草壁五宝という五つの剣と
陰陽道を使う。
橘菊理(たちばなくくり)
自殺した主人公の姉にうりふたつで
自分の魂を力に天使を召喚。
鎖での攻撃 防御や
回復術まで可能と万能型
広原雪子(ひろはらゆきこ)
二刀流で戦う前衛型
メガネを取るとバーサク状態
かつ どれだけダメージを負おうが
回復してしまう死ねない体と前衛には
最強クラスの能力付きです
(その理由などは本編にて明かされます)
田島賢久(たじまたかひさ)
念発火能力者。
瞳でにらみつけたとこを発火できたり
火炎弾をとばせたりと、能力的には
数相手には強いが、
身体能力は普通である
そして主人公の駆と幼馴染のゆかには
能力がないように見えますが
この二人も目覚めていないだけで最後には
目覚めます。
さすが主人公とメインヒロインだけありますし
能力は強いです
この作品は｢クロスヴィジョン｣というシステムで
主人公以外の視点で描かれるシステムです。
同じシーンでも駆以外の視点やこの時 あの時
こいつはこういう行動をしていたなどわかります。
それにより物語に深みがまします
さて知ってるをメインに書きますが、
この赤い夜。ある一点(敵の本拠地)を除き、
現実世界とほぼ大差なく人がいなくなったり世界が赤くなるもので
｢灼眼のシャナ｣の｢封絶｣のようなものです。
っていうかもろ封絶です。壊れたとことか
現実には影響しないとか。
シナリオ的には誰を選ぼうがほぼ一本道ですね。
あえて言うならEDでだれとHするかくらいの変更ですね。
シナリオを見てると、まずメインヒロインの ゆかが
好みが分かれてくるキャラになります。
とにかく駆に依存して何に関しても駆一番で彼が危ない目にあうのはいや。
あなたが戦う必要ないとか、みんなが覚悟を決めてる中で、
最後まで、いいかげんにしろと思われるキャラになりますね。
クロスヴィジョンをみれば彼女の苦悩もわかりますが、
最後まで、煮え切らないって感じのキャラでしたね。
見方を変えれば一番 現代っぽい子ですが。
この作品のラストに来るにつれ明かされていく謎。
最後の赤い夜に関する世界設定はどんでん返しです。
キャラの会話を聞いて 自分なりに推理していけば
答えは出るかもしれないですが、
この答えに辿り着いたときは、今までの点と点が結びつき
答えが見えて、クイズが解けたすっきり感が味わえるかな。
一種の推理小説みたいのものですね。
さてこの後はネタばれあり・・おおまかな内容を知ってる前提で。
まず 物足りなかったのがこの話の重要点
駆達のいた施設｢あやめ園｣での事件。
ある事件で閉鎖となってますが、この事件が
ゆかの能力｢幻燈結界(ファンタズマゴリア)｣によるものと
ゆか本人から明かされますが、なぜそれが発動したのか、
などなにも明かされません。クロスヴィジョンでも語られません。
そして姉 菊理の自殺。これもラストで明かされますが
なんとなく納得いかないですね。
駆が死んだのを悲観にか、自分の能力にたいしてなのか、
細かく描かれません。
ラスボスであるリーゼロッテ・・ものあの第一ドールです。格好がまんまやんと。
彼女の救いは死となっていますが、もう少しあってもよかったかな。
EDは菊理先輩ルート以外では、なにか足りないと駆たちが思いながらも
生きていくEDで、菊理先輩のクロスヴィジョンとかで見せた
瀕死の仲間達を殺してしまうこともあり
どんなどんでん返しがあるか期待してましたが、結局 拍子抜けでした。
っていうか菊理先輩の能力が｢菊理｣ルート(全部見た後に出るルート)で
明かされますが、反則です。
開放された力は死人を生き返らせ、世界構築までいじってしまえるということ。
まさに神です。
つまり 仲間たちが死ななければ世界が救えない=
一度皆を殺して その中にあるリーゼロッテのかけらを
消してみんなを再生。
ここで明かされる菊理の正体=やはり駆の姉でしたが、
先輩と結ばれるルートもありますが、これは
いくらこの世界の設定でも近親相姦だろと思うわけですが。
いつ何時 訪れるかわからない｢赤い夜｣でしたが、
封絶と同じようなもので、化け物と敵がいるくらいの違いだったのが
残念ですね。
もうちょっと一工夫で、いま週刊ジャンプでやってる｢サイレン｣でしたっけ。
未来の荒廃した世界と今を行き来するようなもの期待してたのですがね。
今と未来の違いのある世界の方がおもしろかったですね。
おもしろく オススメ作品ですが、詰めが甘く、ちょっと足りない感は
否めないです。
他 魔術関連とか好きな人にはオススメです。
｢禁書目録聖省｣とか出てきますし。
さて上記のこれ 私は一発で読めましたが、
いきなり読める人は、いるのだろうか？
(まぁ別に読めたからってえらいわけではないですが)
製作者いわく、あの作品とは関係ないといってましたが(笑)
・・まぁあの作品のタイトルを知ってる人はすぐ読めそうですね。
もちろん知らなくても読めますが、最近だとあの作品が有名でしょう。
