日常日記 2014年05月

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その11

内容紹介
荒谷学園第三旧校舎、古い木造建ての一階にあるゲーム同好会部室。
白崎宗司は孤高の美少女、森塚一乃と放課後のときを過ごす……ってまた1巻のアレか! !
“煉獄"森塚一乃の最後の武器にして最凶の妹、“断罪の鎮魂歌"終乃――
漆黒の一乃と反転する純白の少女。終乃と宗司はたった二人で夢の世界を往く。
追憶と追憶が重なる時、またしても一乃は――巨乳に変身
――そう、ここは荒谷学園第三旧校舎、
古い木造建ての一階にあるゲーム同好会部室。
かつてとある約束がなされたこの教室に卒業式の桜は舞うのか!?
新感覚ラブコメディ的なにか、大団円の開演が迫る!

前巻が全編夢ネタで肩透かしをくらいましたが
今回は本当に面白かったです。
さらにサブタイが
｢ごく個人的な世界のはじまり」と
1巻と対をなすタイトルです。

前巻のラストに登場した　一乃の妹と言われていた森塚終乃
クールな無感情キャラかと思ってましたが、全然違い
巻き込まれキャラで同好会メンバーの見る夢で色々な
不幸な目にあいます。そしてそのたびに涙目になるのがかわいいです。
異能の断罪の鎮魂歌は前回はただの炎程度の演出でしたが
今回は特性を見せてくれます。
｢黒いひまわりを上空に投げ異能発動、ひまわりが太陽のようになり
煉獄の持つかたちなきものを焼き払う力を
持った光がひまわりから降り注ぎ、その光が照らしてる空間は
零白夜の力で空間を停止させても、停止させたそばから焼き尽くしていくので
ほぼ零白夜の停止の力を無効化できる」
一乃達のように他の事に使える利便性はなく零白夜に特化した能力ですね。

今回の話は夢の中で宗司と終乃の邂逅。勝負は宗司の完勝。だけど終乃の
能力で夢が壊れかけてしまい、テスがそれを修復する間
宗司が夢をつなぐ役割としてヒロイン達の個別の夢を回る話です。

一乃は巨乳になった話　キリカは荒廃した世界で宗司と二人だけで暮らす世界。
リリスは宗司が探偵になり、リリスだらけの世界で怪盗との対決
フェルは病院での薄幸の美少女ごっこ　リアは古すぎる少女漫画的展開の世界
そしてそこに終乃も登場して、ヤンデレキリカに殺されかけたり、探偵宗司に
犯人扱いされたりと不幸な巻き込まれキャラとして活躍してくれます。
そして最後は混ざり合った夢で一乃が作った巨乳城で
全員と終乃が対面。躊躇なく終乃を殺す選択をする一乃達の
終乃の対決(笑)

そして最後はこれ最終巻？と判断しにくいですが
大団円で終わります。
(この人あとがきでもキャラ演じてますから
これが最終巻かどうかわかりにくいんですよね。)
宗司の心の変化や終乃が日常に加わったりと面白いですが、
これが最終巻なら、一番大事なとこが省かれたのは残念ですね。
宗司とヒロイン達の対決シーン。
フェル　リアは仲良くしながらも、裏では宗司を倒す策を練っていましたし
キリカもそのために一乃をコピーしようとしてましたが、
なんでフェルとリアが宗司と共に夢の世界へ行ってしまったか？
一乃やリリスがなんで皆と協力して宗司と共に夢の世界へいく
判断をしたか？その過程がなくいきなり全員永遠の夢の世界へと
なっているから、残念なんですよね。
一乃達は運命に逆らい宗司を殺す使命という本能を制御して夢に
封じるという手段で運命に打ち勝ったと言ってますが、
そこに至る過程がカットされすぎなんですよね。

番外でも続巻でも出すならそこの過程を書いて欲しい。
そして挿絵が今回も少なかった。
終乃さん16歳Ver
(完全に一乃の色違い差分です)↓