もののけ姫 ジブリ転換期?
先日 TVで放映された「もののけ姫」
すでに 何回も放映されているが 毎回思うのが ここがジブリの転換期だったのだろうか?と。
作画や音楽は 相も変わらず、ジブリスペックを保っている。
ただ ここから メッセージ性が強く出すぎてるのも事実。
一回では分かりにくいが 何回か見ると分かるが
ある意味 今の時代のこの星の縮図とも言える
自然を荒らす人間。それでも人はそうしないと生活していけない。
(エボシ御前率いる製鉄所で多くの人々)
人が自然を荒らすことにより 動物達も住む場所が減ってきているということ。
(獣達 神々と共に生きてきた少女サン)
そして お互いが潰しあう二元論でなく 共に共存を探す人
(呪いを受け 解くためにサンや神が住むといわれる山を訪れるアシタカ)
しかしそういう共存など頑張ろうとも人間の欲深さにおは勝てない事を描き、
神までも殺してしまうという事。
しかし その代償として自然が一気に破壊され
エボシ達がが住んでる武器を開発し、
要塞のように防御もしっかりしていて
侍達にも善戦するくらいの凄い場所といえど集落も
あっけなく破壊されてしまう。
(自然が本気になればが作ったものなんて意味をなさないくらいちっぽけなもの)
最後に アシタカとサンが それを収め 最後には
その神の力で破壊された山などを自然が覆うが、
それは 今まで破壊されて来た自然に比べればちっぽけなもので
元通りになるには 長い年月がかかるということ。
最後は サンはアシタカの事は好きだが人は好きになれないという
アシタカもそれでいいという。
(結局は自然と人間が共存していくには時間がかかり、簡単には
行かず 少しずつ距離を縮めていくしかないということ)
簡単にまとめるならこうだが、たしかに分かりやすくメッセージ性は高いと思う
話も一度では難しいが何回か見ると いい話だとわかる。
ただし それと共に いままでの トトロや 魔女宅 ラピュタなど
名作にあったものがなくなってきている。
それは 夢やロマンだと思う。
トトロは舞台は日本だが トトロという存在が山に住んでるという
想像を掻き立てる夢があり ラピュタは空の向こうにある世界のロマン
魔女宅は 魔女である一人の少女の成長物語だが 魔女が迫害対象とか出なく
空を飛べるなどの力を持つ以外は普通の子であるということ。
さらに舞台が西洋なので 世界観にあっている。
他 あげればナウシカ他 色々あるが、代表作をあげたが
こういう 世界に関して ロマンや夢を感じさせてくれたいたのが
この もののけを機になくなってきてるのだ。
ジブリ好きでも ここが好き嫌いの分かれる派閥の区切りとなるだろう